第1回のテーマは「1on1ミーティング」
〜部下の成長を支える視点〜
今回の講座では、まず「うまく部下を育成する上司が行っている3つの支援」と、「成長する部下が実践しているポイント」を提示。その上で、実際に学校現場でも活用できる「1on1ミーティングの進め方」について体系的にお伝えしました。
学校では、担任の先生と教員同士で1対1の時間を取るのが難しい現状があります。しかし、だからこそ、限られた時間の中でいかに意味のある対話を設計するかが重要になります。
今回のオンライン講座では、以下のようなステップで1on1ミーティングを進めていく手法を紹介しました:
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安心して話せる場の設定
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話の主導権を持たせる問いかけ
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フィードバック、提案など気づきと次のアクションの明確化
- 相手をエンパワメントするエンディング
参加者の皆さまには、この学びを踏まえ、次回の研修までにそれぞれの現場で「1on1ミーティングを活用してみる」という課題に取り組んでいただきます。
「研修で学ぶ」だけで終わらない仕組み
〜継続的な実践と振り返りを重視した設計〜
この講座の最大の特徴は、「やってみる」「振り返る」「共有する」の循環を大切にしている点です。知識として学ぶだけではなく、実際に現場で試し、その体験を次回の学びに活かしていくという流れが組み込まれています。
そのためにオンラインとリアル研修のハイブリッドで効率的に設計されています。
次回の7月25日(金)は対面形式での集合研修。1on1ミーティングの実践報告と振り返りからスタートし、さらにコーチングスキルを体験的に学ぶロールプレイや演習を予定しています。参加者同士が現場での悩みや工夫を共有しながら学び合える、まさに「共創」の場になるでしょう。
今後の展開と共創コーチングの取り組み
このような継続型研修の仕組みは、組織文化に変化をもたらす起点となります。共創コーチングでは、学校や教育委員会、企業など、多様な現場において「人が育ち合う文化づくり」を支援しています。
桑名市におけるこの講座も、そうした取り組みの一環です。教育現場の未来を支える先生方と共に、対話と成長の場をつくっていけることに心から感謝しています。
今後も、引き続き実践に根ざした研修を通じて、よりよい教育現場づくりのお手伝いをしてまいります。
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