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メルマガ「共創コーチング®」稲垣 陽子

【共創コーチング®︎コラム】あなたの現場はどこですか?

おはようございます。稲垣陽子です。

4月から6月にかけて(一社)愛知県トラック協会さんにお声がけいただき、
物流会社さん等の経営者層・リーダー層・現場リーダー層と3層の方々に
研修や講演をさせていただく機会がありました。

実は私、車の運転が苦手でして、
トラックいっぱいの高速道路を運転するときは
いつもドキドキしてしまいます。
トラックが横に来たら早くそこから抜け出そうとあたふたしちゃいます。

そんな話を懇親会の席で話していたら、あるリーダーの方が
「高速道路の事故はトラックよりも乗用車の方が多いんですよ。
僕たちは秩序を持って安全に運転しているんです」と話してくれました。
その顔はとても誇りに溢れていました。

後日、朝の時間に高速道路に乗ったら前後左右トラックでいっぱいでしたが、
確かに見えない秩序があるように感じたので、
その流れに沿って運転したら
トラックに守られているような安心感が出てきました。

そうか、高速道路は
ドライバーさんたちの「現場」なんだと思いました。

会社の看板を背負ってトラックを運転しているドライバーさんたちにとっては、
高速道路は「現場」のようなもの。
「現場」には秩序と誇りとルールがあります。
それを守っているドライバーさんの横顔は私には輝いて見えました。

「現場」にいるとは

私は「現場」という言葉が好きです。
なぜなら、人は自分が思っている以上に「現場」で輝いているからです。

仕事柄、色々な人の「現場」にお邪魔して話を聞くことをしていますが、
どんなに話し下手な人でも「現場」のことは話すことができます。

例えば、話し下手なドライバーさんでも、
高速道路での運転のコツとか聞いたら必ず話してくれます。

「現場」とは、あなたが1日の多くの時間をそこにとどまり、
何かのために自分の力を使っているところ、と私は定義します。

会社員なら会社が現場ですが、リモートも多いので、
パソコンの前が「現場」かもしれません。
主婦の方なら、家が「現場」になります。

学生なら授業を受けている時が「現場」になるのでしょう。

コーチならセッションをしている時、
その準備をしている時も「現場」でしょう。

現場であなたが試行錯誤していること、
それが輝きの源泉です。

あなたの「現場」はどこですか?
今週は「現場」を大事にしてみませんか?

その「現場」が好きかどうかは関係なく、
あなたが現場に集中し、力を発揮しているとき、
それは例えるならガスバーナーの火が点火している状態ともいえます。
つまり輝いているのです。

あとはガスバーナーの火をどんな火でやりたいのか、
消え入りそうな弱火にしたいのか、
周りまで熱くさせるような強火でいきたいのか、
それはご自身の自由意志で選択できます。
どれがいいとかはありません。

でも忘れてほしくないのは
「現場」であなたはすでに輝いているということです。

今週はぜひあなたの「現場」を大事にしてみてください。
いつもとは少し違う景色が見えてくるかもしれません。

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