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メルマガ「共創コーチング®」稲垣 陽子

【共創コーチング®︎コラム】邪魔をしなければうまくいく

おはようございます。稲垣陽子です。

今日は知人のサッカー指導者である有坂哲さんのnote(ブログ)をご紹介します。

詳しくは下記より記事をぜひ読んでいただきたいですが、
ここではかいつまんでご紹介を。

チームのパフォーマンス

中学生のサッカーの試合での出来事です。

—(引用)—
自力に勝るAチームが前半から得点を重ねていきました。
それと共に対戦相手Bチームの監督さんはヒートアップ。
プレーしている選手たちへの言葉が
否定と命令のオンパレードになってしまったそうです。

「なんでそこ失うんだよ!」
「右に出せ!」
「繋がないでいい!蹴ろ!」

勝たせたいという思いが言葉に出てしまいます。
しかし、言えばいうほど、選手は萎縮し
チームのパフォーマンスは悪くなりました。

失点もかさみ、後半になると、
とうとう監督は試合を投げ出したかのように
黙り込んでしまったそうです。

すると・・選手たちはイキイキと動き出し、
プレーのクオリティーが上がったそうなのです!

なるほど、個人的にはとても興味深い事例です。

もちろん、監督の言い方も問題ではありますが、
ここでポイントとなるのは、監督が指示を言いすぎていることです。
その結果、生徒たちは自分の意志で動くことよりも、
動かされている、という状況になりました。

動かされている時は、反応することに一生懸命で、
どうしたらいいかと自ら考えたり、
意志を持って動いたり、と冷静に対応することが難しくなります。

でも、監督がさじを投げて何も言わなくなったら、
自ら動き出し、パフォーマンスが上がってきた。

これは、スポーツ指導の場面だけに起こることではありません。
子育てや、部下育成などでもよく見られる光景です。

振り返りのための質問

相手のためになんとかしたい、失敗させたくない、
自分がやったほうが早いなどで、
つい、指示や指導が過多になったり、過干渉になる時ってありませんか?

それが、時には相手の創造性や才能発揮の邪魔になり、
結果、自分で考えて動くことで学べる体験を
奪うことになりかねないのです。

このこと自体は理屈はわかると思います。
気をつけている人も多いでしょう。

でも、ほとんどの場合、無自覚にスイッチが入ってしまうのです。
なので自分が指示が過多だったり、過干渉であることを自覚しづらいのです。
この監督も自分がそうなっているとは
その時は気づいていなかったかもしれません。
ましてや邪魔しているなんて微塵も思っていないでしょう。

私も息子に対して、ついやってしまうのでよく分かります。
それくらい衝動的で反応的なものなのだと思います。

そんな時は下記の質問を自問してみてください。

・それは本当に相手のためだろうか?
・相手がそれをしてくれることで、自分がスッキリしたいだけではないか?
・今、自分にとって目の前で起こってほしくないことは何か?
・今、本当は感じているのに、味わいたくない(避けたい)感情は何か?
・自分がやらないことで相手が手にするものは何か?

もちろん、その最中は難しいので事後で構いません。
自分の言動を振り返ってみてください。
そうすると、相手は関係なく、
自分の問題であることが見えてくるかもしれません。

よかったら試してみてくださいね。
今週も素敵な1週間をお過ごしください。

参考(引用)文献
note(ブログ) 有坂哲さん「監督は黙り込み、選手は踊りだす」

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