おはようございます。稲垣友仁です。
4月が始まりました。
徐々に暖かくなってまいりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
先日のメルマガの編集後記でもお伝えしたように、
2023年4月1日から大学院(南山大学人間文化研究科教育ファシリテーション専攻)で
お世話になることとなりました。
3月31日からガイダンスがあって大学院に行ったのですが、
最初の学びはハラスメントガイダンスから始まりました。
南山大学の教育モットーが「人間の尊厳のために」ということで、
大学のメッセージがひしひしと伝わってきました。
僕がお世話になる南山大学の教育ファシリテーション専攻は、
ラボラトリー方式と言われる体験学習を用いた
人間関係トレーニングに関する授業が全国的にも有名です。
心理学、社会学、教育学、対話行動科学、
コミュニケーション学などと専門知識を統合し、
人間と人間関係に関わる基礎的研究から応用実践までを行っていきます。
大学には勉強しにいくという気持ちももちろんあるのですが、
1番の目的は現在取り組んでいるコーチングについての1on1や研修の効果が
自分で示せるようになるのが一番の目的で行きます。
大学院とは別に、
南山大学には一般向けに公開している、
人間関係について学ぶ素晴らしい公開講座があります。
昨年10月にも紹介したのですが、
本日から申込がスタートするということで
改めて今日はそれを紹介したいと思います。
この公開講座は、誰もが人間関係を実践的に学ぶことができる場を提供していて、
他の大学ではあまり例を見ない、
「ラボラトリー方式の体験学習」
という学習方法を通して、人間関係への学びを
深めていくことのできる講座群を展開しています。
この公開講座は、誰でも参加可能です。
(一部講座については、参加資格があります)
*今日4月3日から申し込みを受付が始まるので
ご興味ある方は早めに申し込んでいただくといいかと思います。
ラボラトリー方式の体験学習とは、
もともと、K.レヴィンとその仲間たちによって、
グループダイナミックス研究の成果を用いた民主的風土づくりのための
ワークショップから誕生した学習方法です。
学習者(参加者)自らがいろいろと試み(実験し)ながら
学ぼうとする学び方で、二人組などの複数人で
テーマを決めてロールプレーを行ったりなど、
コーチングではよく行われる学習方法の元になっているものです。
日本でもこのようなことをおこなっている大学は数少なく、
しかも安価で参加できる本当に貴重な講座です。
この講座では、現役の大学の先生方から直接学べるので、
理論体系がしっかりしていて、
講座は体験を通して学ぶので終わった後も
僕にとっては疲れなく清々しいです。
人間関係のプロセスの部分に焦点を当てて行われるので、
組織やグループに関係のある方々が参加されていて、
教員、看護師、行政職員、企業の人事、
中小経営者などのリーダークラスの方が主に受講されています。
現在はオンラインで受講可能なものもありますが、
リアル開催が増えてきました。
僕も土曜日は大学に行っている可能性があるので、
名古屋でお会いできるかもしれません。
その時はまたお声かけください。
ぜひ、コーチングや人間関係に興味のある方には
参考になると思いますので参加してみてください。
早めに取らないと満席になりますので、ご注意くださいね。
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