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メルマガ「共創コーチング®」稲垣 友仁

【共創コーチング®︎コラム】私たちはどうして先延ばしをするのか?

おはようございます。稲垣友仁です。

この共創コーチングメールマガジン(以下メルマガ)を書いて
14年目になりました。
この間ずっと、毎週月曜日の朝に
私か陽子のどちらかがメルマガを発行し続けて来ました。

日曜日の夜は憂鬱

自分が担当する前日(日曜の夜)は少し憂鬱になります。

できるだけ早目に書いて
スッキリしたいのですが、ズルズルと先延ばしになります。

木曜日ぐらいにはメルマガの担当だったことを思い出し、
間際に焦るのが嫌なので、事前に考えようと思いながらも
日々の仕事が優先され、ズルズルと日曜日になります。
日曜の夕方、セミナーが終わってから夕食を食べ、
パソコンの前に座りますが、
スマホのチェックを始めてしまったり、
YouTubeチャネルを見てしまったり、
そんな中、大河ドラマの時間が来ると一旦中断。何も進んでいません。
あっという間に22時、
ある程度方向性が決まったから一旦寝て、
明日の朝早く起きて書こう。
一文字も書いてない・・・・。

上記はよくあるパターンです。

こういうパターンを続けていると、
記事が思い浮かばなくて
締切の時間まで焦る光景が思い浮かび、
日曜の夜が憂鬱になるのだと思います。

先延ばしとは?

このように、早目にやればいいのに、
そこで起こる苦痛を味わいたくなくて、
ズルズルと行動を先延ばしにしてしまう経験はないでしょうか。

これこそ みんなが経験する先延ばしのサイクルです。
悪いとわかっていても 先延ばしを続けるのはなぜでしょう?

この状態に対して動画でわかりやすく語っているものがあります。

日本語でも見られる設定ですのでぜひご覧ください。

TED-ED
Why you procrastinate even when it feels bad(先延ばしをしてしまう理由)
翻訳: Shigekazu Nakaya 校正: Tomoyuki Suzuki

https://mshn.jp/r/?id=168a03131&sid=4758

上記の動画では、先延ばしの構造を下記のように語っています。
下記はこの動画で伝えられているポイントを抜粋してみました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
先延ばしとは、
やると言った作業を正当な理由もなく避け、
それが悪い結果をもたらすと
分かっていながらも そうすることです。

皮肉なことに、先延ばしは
体が自らを守ろうとしている結果なのです。
具体的には、私たちの体は
脅威と見なす作業を回避しようとします。

感情の調節が困難な人や
自己肯定感が低く悩みを抱える人たちは
時間管理がどれほど上手でも
先延ばしにする傾向が強いのです。

先延ばしする人は
失敗への強い恐怖を報告することが多く、
自分の仕事が高い水準を満たさない可能性を
恐れているため物事を先延ばしにしています。

頻繁に先延ばしをする人は、
不安や抑うつ、継続的な羞恥心や
高いストレスとそれに伴う
身体的疾患に苦しむ可能性が高くなります。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
先延ばしは、人間が自分自身を守るために
自然と行っているシステムが発動しているようです。

先延ばしを断ち切るには?

であるならば、対応方法があるはずです。

先延ばしのサイクルを断ち切るには、
どうすればよいでしょうか?
それも下記のように動画で語られていました。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
自分に厳しくしすぎると作業に対して、
悪い感情を積み重ねるため
脅威が一層増してしまいます。
こういったストレスへの反応を断ち切るためには、
ネガティブな感情に対処し軽減することが必要です。

簡単な方法としては
作業をより小さな要素に分割したり、
作業がストレスになる理由を日記に書き出したり、
こういった根本的な懸念に対処することが挙げられます。

近くにある気を散らすものを取り除き
衝動的な先延ばしを防ぎましょう。
そして何よりも
自分を大切にする姿勢を養い、
自分を責めず次回はもっとうまくやるための
計画を立てましょう。

ストレスと先延ばしの永続的なサイクルが
習慣化してしまうと、誰もが長きに渡って傷つくことになります。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ということで、何の計画もなくやってしまうと
夜通し作業をやらなければならなければならなくなるので、
そういった力技はサスティナブル(持続可能)ではないので、
どこかに支障をきたします。

そのような状態のものがあれば見直し、
作業を小さく分けるなどして
うまく処理する必要があります。

人間ですからそうなってしまうことがあったとしても、
自分を責めることなく続けていくことが
大事かなと思いました。

一度、皆さんを精神的にむしばむ活動があれば
何かに書き出してみて、
改善ができないか考えてみてください。

その作業を楽しんでやれる
クリエイティブな方法を
この機会に考えてみましょう。

参考文献:
TED-ED
Why you procrastinate even when it feels bad
翻訳: Shigekazu Nakaya 校正: Tomoyuki Suzuki

https://mshn.jp/r/?id=168a13131&sid=4758

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