【共創コーチング®︎コラム】自尊心は満たされていますか？

おはようございます。稲垣陽子です。

今日は野球の話をしますね。（にわか野球ファンです！）

アルバート・プホルスという野球選手をご存知でしょうか？

現在、セントルイス・カージナルス所属の
メジャーリーガーでトップ選手の一人です。

昨年まで、大谷翔平選手が所属している
エンゼルスに在籍していたので見聞した
ことがある人もいるかもしれません。

42歳の彼は今季限りで引退を決めています。

ただ、ここにきて絶好調！
ホームラン数は現在693本。（8月24日現在）
ベーブ・ルースやハンク・アーロン等に次ぐ
4人目の通算700本塁打という偉業に近づいています。

記録更新ももちろんですが、
絶好調のスーパースターに対して、
ファンからは「引退しないで」という声が上がっています。

そんな中、プホルスのインタビュー記事が
USA Todayに掲載されていました。

「693本、696本、700本、どんな数字を打とうが、僕は引退するつもりだ」

「僕は数字にとらわれない。
もし22年前の僕に（通算700本塁打の）近くまで来ていると伝えたら、
きっと、君は頭がおかしいと言っただろうね。
私のキャリアは素晴らしいものだった」

つまりどんなにホームランを打とうとも
彼は今期で引退することを決めているのです。

ジェリー・ミンチントンさんが書いた著書に
『うまくいっている人の考え方』というベストセラー本があります。

自尊心を高める方法が書いてあるのですが、
後書きには
『特に大切なのは、他人と比較しないことだ』
と書いてありました。

人が何かを決めたり行動を選択する時には、
様々な外的情報や内的な心理要因が影響します。

でも、何を選び、何を決めるのか
その基準は他人と比較せず自分にあることが大切なんだと思います。

自尊心とは
『自分を好きになり、他人と同じように
自分も素晴らしい人生を創造するに値する
人間だと信じる気持ちのこと』だそうです。

『あなたが持っている能力や所有物は
あなたの収入を左右するかもしれない。
しかし、あなたの人間としての重要性や
価値とは何も関係ない』

とも書いてありました。

ちなみに記事によるとプホルスにとっては
ホームランの数よりも打点（バッターとして点数を上げた数）が
大切だったようです。（歴代三位）
つまり、彼が価値を置いてきたのは得点を上げて
チームに勝利をもたらすことだったのでしょう。

その基準に向けてやるべきことをやり、
結果、キャリアを積むことができていると実感できているのなら、
これ以上の自尊心を満たすことはないのではないでしょうか。

記事の最後はこんなプホルスの言葉で締めくられていました。

「何があってもね、何も変えないよ。
信じられないようなキャリアを積んできたんだ。
僕はなんて恵まれているんだろう！『 How blessed am I?』」

あなたの自尊心はどんなもので満たされますか？
心の底から大事にしたい基準はなんでしょうか？

今週も素敵な1週間になりますように。

参考文献
・『うまくいっている人の考え方（ジェリー・ミンチントン著』ディスカバー刊
https://mshn.jp/r/?id=15arw3131&sid=4758

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