おはようございます。稲垣陽子です。
共創コーチ養成スクールを立ち上げてから7年が過ぎました。
毎回素敵な方々が全国だけではなく、世界各国から参加してくれています。
嬉しいかぎりです。
さて、スクール生が最初に参加するのは「基礎コース」ですが、
4ヶ月の基礎コース修了後によく頂く感想があります。
それはなんだと思いますか?
答えは「課題がなくなった」なんです。
受講を始めた頃は苦手なあの人、
上司(部下)とどう関わればいいのか、
具体的に気になる人がいて悩んでいたけれど、
4ヶ月経ったら気にならなくなったと言うのです。
よくよく聞くと状況が変わったわけではありません。
苦手な上司(部下)は相変わらず目の前にいます。
でも、気にならなくなった。
気づいたら課題が消失した。
ある人は、なんであの時あんなに悩んでいたのか
今となってはわからない、と笑って話してくれました。
課題が解決されることと、課題が消失すること。
この二つの違いはなんでしょうか?
解決は相手を変えようとすること。
消失は自分を変えようとすること。
そんな違いがあるように思います。
解決の場合は、課題を直視し問題点を
浮き彫りにするプロセスが求められるように思います。
だから、相手の問題点を指摘して
変わることを期待します。
それに対して消失の場合は、
自分の何が課題を生じさせているのか、
自分に焦点をあてて、自分の思考や観念を
浮き彫りにするプロセスが求められるように思います。
なので、自分の問題点を客観的に
見つめることが期待されます。
つまり、客観的になることが大切なのです。
客観的に見つめると、課題との間に距離ができます。
距離ができると、思考の選択肢が増えます。
そうすると、今までとは違う言動が閃いたりします。
そうは言っても一人ではなかなか客観性を
持つことは難しいです。コーチに話をしたり、
違う角度で質問されたりすることで客観性は
育ちます。
ぜひ今週は自分をセルフコーチしながら
客観性を意識してみましょう。
では、今週も素敵な1週間をお過ごしください。
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●上記のテーマをさらに深めるために
下記のバックナンバーがおすすめです。
【客観視するスキル】(ディソシエイト)
>> https://mshn.jp/r/?id=14j9m3131&sid=4758
【客観的事実を伝える方法】(フィードバック)
>> https://mshn.jp/r/?id=14j9n3131&sid=4758
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