おはようございます。稲垣陽子です。
先週終了したNHKの朝ドラ「カムカムエヴリバディ」
ご覧になっていましたか?
私はほぼ毎朝欠かさず見ていました。
最初はそれほど期待せずにみていたのですが、
3世代ヒロインによる100年の物語に気づいたら
はまってしまいました。
ドラマは評判も上々だったようで、
最終回終了後のネットの様子などを見ても
視聴者の満足感が感じられます。
満足感の要因の一つに、
ドラマの中に張り巡らされた数々の
伏線が回収されたと言うのがあると思います。
ドラマは創作ですから普通は微妙な矛盾が生じます。
「Aと言っていたあの件はどうなったんだろう?」
「登場人物Bさんはどこに行ったの?」
みたいな疑問が生じてくるのですが、
今回はそういったものがほぼ解消され、
かつ、予想を超える伏線回収まであり
多くの人が「すっきりした」という感想を
持ったのではと思いました。
つまり、すっきりして終えられたことが
多くの人の満足感につながったのではと思ったのです。
「すっきりとした感覚」
これ、結構大事だなって思うんです。
私は普段は社長やリーダーのコーチを
メインに行っていますが、組織コーチングを
するときは部下側の方のお話もよく聞きます。
そうすると、
「社長の方針は分かるけれど、何を求められているのかわからない」
「以前に言われたことをやっていたら、
いつのまにか方針が変わっていて、今までのは何だったのかと思う」
など、日常業務を行う上でそれほど大きな
問題ではないけれど「もやっ」とする。
もやもやとした気持ちを抱えながら仕事を
している部下が多いことに気づかされます。
この「もやもや」が積もると、仕事が嫌になって
会社を辞めたくなるという発想になります。
朝ドラも「もやもや」していたら評判は
下がりますよね。
つまり、個人の満足度を上げるには
「もやもや」を減らして「すっきり」を
高めていくのも一考だと思います。
「もやもや」は実はかなり個人的で、
個々の観念や価値観が反映されます。
なので、会社のしくみやルールができたからと言って
すぐには解消されません。
部下のもやもやを減らすためには
まずは何が「もやもや」しているのか、
30分でいいので
「もやもやしていることはありますか?」
とダイレクトに聞いてみましょう。
「もやもや」の多くは内在している疑問や矛盾です。
・期待していたことが未完了のままになっている
・伏線が回収されていない(あれどうなった?が多い)
・AなのかBなのか迷う(選択基準がわからない)
・自分のやりたいやり方や意見がある
まずはよく聞くところから始めてみましょう。
ちいさな「もやもや」なら話すだけで
思考が整理されて「すっきり」します。
特にリモート生活の中では「もやもや」が
そのままにされているケースが多いです。
聞き方は、解決するのではなく視点を広げる
つもりで質問中心で聞けるといいでしょう。
視点が変わると気づきが生まれすっきりします。
4月もスタートしたばかり。
小さなもやもやを聞いてすっきりさせる
ことからスタートしてみませんか。
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【具体例】
愚痴を話されたらあなたならどうしますか?
>> https://mshn.jp/r/?id=14gmu3131&sid=4758
【すっきり対話の土台は心理的安全性】
心理的安全性ってなんで大切なの?
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