おはようございます、稲垣友仁です。
あなたがリーダーだとしたら、相手に伝えたいことがあったり、相手に動いて欲しいことがあると思います。
そんな時、どのように伝えていますか?
私はコーチとして、日々、リーダーの悩み事を聞いています。
その中でも多い悩みは、上記のような「伝え方」に関することです。
なかなか、リーダーが思った通りに動いてくれないことって多いですよね。
完璧にこの課題を解決できる方法はないとは思いますが、参考になる考え方を、今日は紹介したいと思います。
さて、いきなりですが、あなたは海外難民救済のための寄附を募らなければならなくなりました。
多くの寄付を集められたのは、下記の3つの中のどの方法だったと思いますか。
A:説得力のあるボードを作って見せる
B:ボードを説明しながら寄付してくださいという
C:ボードを持たずに、ただ自分の海外での体験を熱く語る
上記のような実験を行った時に、何度やっても一番寄付が多く集まったのが、「C」だったそうです。
この出来事から参考になるポイントは、人は、体験やストーリーを聞くことで影響を受けるということです。
相手にわかりやすく伝えるということは大切なことですが、相手を動かしたいと思ったらそこに温度が必要です。
温度が伝わりやすいのは、あなたの体験や想いや感情なのです。
私たちがお伝えしている方法の中に、エクスペリエンストーク(ET)というものがあります。
日本語では、体験を伝えるということです。
何か伝えたいことがあったら、その理由を自分の体験を加えて伝えるという方法です。
そうすると、相手に行動を起こしてもらえる確率が上がります。
例えば、「人の話をきちんと聞きましょう」と伝えたいとします。
その話にその理由となる体験談を加えるとすると、
「私が部下の時に、上司に話しかけると、必ず、パソコンを打っている手を止めて、私の方に体を全部向けて聞いてくれた上司がいました。その人のその姿勢がとても励みになり、毎回聞いてもらう度に頑張ろうって思えたのです」
という感じで。
体験談は、自分のオリジナルも、他人から聞いたことでも人を動かす力を持っています。
ちなみに、上記の体験談は妻の陽子の体験談です。
ということで、今週は、何か伝えたい、動いてもらいたいということがあったら、体験談を加えて伝えてみましょう。
参考ブログ:
『今こそ、感動を語れ!』
共創コーチングブログ
https://mshn.jp/r/?id=13pg12462&sid=4758
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