おはようございます。稲垣友仁です。
暑い夏が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。
私は現在、教育分野のコーチング研修真っ盛りで、今年はオンラインだったり、リアル研修だったりと色々な形態で行わせていただいており、教育に携わる人々と関わることは私自身の生きる刺激にもなっています。
研修の仕事とは別に、個人向けにコーチングスキルを習得していただく共創コーチ養成スクールをオンラインで運営しています。
そのオンラインスクールの中で、中級者が受講する資格取得コースに参加されている看護師さんが言った言葉が非常に印象的だったので今日は、その言葉を紹介したいと思います。
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Q:どうして、このコースに参加しようと思ったのですか?
A:私は緩和ケア病棟で働いています。
ここには思い癌だということを宣告されてこられる方が多く、人々の色々な生き様を垣間見ます。
そのような方々と接していて、ほとんどの方がおっしゃる言葉があります。
それは、
「仕事を頑張るんじゃなくて、もっとやりたいことをやればよかった。」
「もっと家族との時間を大切にするべきだった」
「もっと時間を大切にするべきだった」
という後悔の言葉です。
そのような後悔の言葉を言って、そのまま変わらずに人生を生きる人と、そこから大きく人生を変えて、残りの人生を精一杯生きていく人も見えます。
私はこの言葉を聞くたびに、「今から自分の人生を精一杯生きなきゃ」と思うと同時に、「本当にやりたいことをやろう」って思います。
あと、医師から治療方針を説明される時、同時に患者さんの意思も聞かれる場面があるのですが、その時に、
「先生にお任せします」
という方が結構います。
その言葉を聞いて、
「自分の人生なのに、どういう風に生きていきたいとかあるよね、もっと主体的に生きなくていいの?」
と思ってしまいます。
主体的に考える人を増やしていきたい。主体的に生きれば後悔はなくなっていく。
人生の最後の最後に、私は人生を生き切った。そう思えるようになってほしい。
私は、コーチとなって悔いの残らない人生になるよう相手の方を支援したいと思ってここに学びに来ました。
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この言葉を話すシーンをいつも思い出します。
思い出すたびに自分自身の人生を生きているか?ということを自分に問いかけます。
私たちの人生にはいつか終わりがきます。しかし、その終わりの時はいつ来るのかはわかりません。
その時まで、精一杯人生を生き切ったと言えるように生きたいと思いますし、私たちコーチの仕事は、その人の人生を精一杯生きれるよう支援していくことが根本にあると思った出来事でした。
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