おはようございます。稲垣陽子です。
今日から3月ですね。いかがお過ごしでしょうか。
「視点を変える」とはよく聞く言葉ですが、実際にどうしたら視点は変わるのでしょうか?今日は自分の体験談についてお話しします。
数年前。当時、私は大きなプロジェクトを抱えていました。しかし、それがどうしたら上手くいくのか、糸口が見つからずに悩んでいました。
そこで、自分のコーチにその件についてコーチをしてもらうことにしました。
コーチは、プロジェクトの意義は何か、何から手をつけたいと思っているのか、など質問をして私の頭を整理してくれました。
それだけでもスッキリはしたのですが、最後に、「今日の気づきを日常で忘れないために、毎日自分に投げかける問いがあるとしたら何ですか?」と聞いてきました。
私は考えて「どうしたらみんなが楽しめるだろうか?かな」と答えました。
するとコーチは、「それもいいですね。でもね、陽子さんはいつも周りのことばかり考えています。なので、主語を変えてみませんか?」と提案してもらったのです。
そこで、私は「どうしたらみんなが楽しめるだろうか?」から「どうしたら私は楽しめるだろうか?」に質問を変えました。
その瞬間、今でも覚えていますが、ふわぁと体が軽くなり、未来が広がる気持ちになったのです。
視点を変える、と聞くと何か特別な気づきや高度な質問が必要に感じますが、このように、微細に言葉を変えるだけで、視点が変わったり広がったりすることができます。
他にも、
・主語を変えてみる
・過去形を現在形(未来形)に変えてみる
(例:今、私は楽しんでいる?)
・目的語を主語にしてみる
(例:楽しむとはどういうことですか?)
などがあるでしょう。
人は物事を見たい方向で見たい様に見ています。何気ない言葉を変えることは、その見方に変化をつけることができます。
今週は、ぜひ言葉に注意を払って対話を作りだしてみてくださいね!視点が変わるかも!?
今週も素敵な1週間になりますように。
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