おはようございます。稲垣陽子です。
まずは下記の質問に答えてみてください。
・何をしても成功する(うまくいく)と保証されたら、5年後、あなたはどこで、何をしていますか?
・もし10歳のあなたが目の前に現れたとして、これからあなたにどんなことをして欲しいとリクエストしますか?
・3年後、5年後、10年後、あなたはどうなっていたら理想ですか?
どんな答えが出てきましたか?
実は、先月のオンライン基礎コースはパーソナルベースコース。自分自身を振り返るコースでした。
その中で、最終日には「価値に基づいたビジョン」についてワークを行います。
人は誰でも、生まれながらにして変わらない「価値」というものがあると考えます。そして、自然とそれに惹かれ、基づいて行動をしています。
しかし、仕事内容や家庭環境によっては、「価値」を表現しづらかったり、「価値」に基づいて行動を起こすわけにはいかなくなることがあります。
例えば、冒険するという価値があったとしても、会社の中で組織人として機能するためには、周りの指示通りに動いたり、同調することが求められるでしょう。
そうすると、知らず知らずに、「価値」が発揮されづらくなり、本来の自分の「価値」が何だったか、体感することが難しくなります。
スクールでは、まずは自分の「価値」は何か、そして、それに基づいたビジョンを描いてもらいます。
そのワークの一部が上記の質問でした。
実際に最後のリフレクションシートで、受講者からビジョンを描いた感想についてこんなコメントをいただきました。
「ちょっと大きく言いすぎてしまったのでは…」と思いながらも何だかやれそうな気持ちになってしまうのは価値から来るエネルギーを感じているからだと思います。高いハードルも価値に沿っていれば恐怖ではなくワクワク感を持って臨むことができることがわかりました。
つまり、価値に基づいたビジョンは自分の中の何かに押されるような衝動があり、ワクワク感が高揚します。
そこで、今日は読者の皆さんにも価値に沿ったビジョンについて考えて頂きたく、冒頭の質問をご用意させていただきました。
今週はぜひ上記の質問に答えてみてください。
ちなみに答え方ですが、例えば、2番目の質問で
10歳の私が「痩せてほしい」と言うだろうと思ったとしたら、そこで終わるのではなく、「痩せてどうなりたいのか」「痩せた後に何をしたいか」など、目の前の出来事の変化だけではなく、「世界観」について自問自答してみてください。
リラックスしながら、質問に答えて見てくださいね。
どんな「世界観」の中でどんな「毎日」を過ごしていたいのか。繰り返し自問してみましょう。
それは、もしかしたら小さな頃から、折に触れてあなたが夢見てきたことかもしれません。
質問に答えたことそのものがビジョンというよりも、答える中で気付いたり、閃いたり、つながったりしたことにビジョンの片鱗があるかと思います。
よかったら試してみてくださいね。
今週も素敵な1週間になりますように。
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