おはようございます。稲垣陽子です。
この週末は共創コーチ養成スクールでした。
1月最初のセミナーということもあり、2020年をどんな一年にしたいか、自分のテーマを決めることにしました。
私が最初に思いついたのは「ご機嫌な毎日を過ごす」です。
毎日をご機嫌に過ごしたい、そのために寝る時間や生活習慣を改善しようと思いました。
でも、話を始めるとどうも自分の中でしっくりきません。
寝る時間や生活習慣を改善することにどうもワクワクしないのです。そういうことが改善できたらいいだろうとは思うし、やらなければいけないだろうな、とは思うけれど、やりたい事ではない。
自分を突き動かす原泉「価値」
今回のスクールは「パーソナルベース」というコースでした。
このコースでは、人を”タイヤ”に見立てます。自分がどんな”タイヤ”をはいて、未来に向かって進もうとしているのか。二日間をかけてみていきます。
その中でもメインのテーマはタイヤの軸になるもの。自分を突き動かす源泉のことであり、それを私たちは「価値」と呼んでいます。
「価値」とは人がほっといても自然と惹かれる行為や活動のことです。
価値に沿ったことは、夢中になれますし結果はどうあれプロセスが楽しいです。
しかし、価値はそう簡単には分かりません。
例えば、ピアノが弾くことが大好きで夢中になれるからそれが価値だという訳でもないのです。
同じピアノを弾くにしても、難しい曲に挑戦することが好きな人もいれば、譜面通りに巧みに演奏することに燃える人もいます。
逆に上手く弾くことよりも聞いている人を楽しませたり、自分流にアレンジして弾くことが好きな人もいるでしょう。
つまり、ピアノを弾くという行為を通してもう一歩深い部分で自分を惹きつける要素、それが価値になります。
よって、自分流にアレンジしてピアノを弾くのが好きな人は、ピアノに限らず、例えば料理を作るときにレシピ通りに作るよりも、ちょっとアレンジを加えたりしちゃうはずです。
価値に沿った目標を設定できれば、人はパワフルにかつ自然と動き出すこともできます。
では、どうしたら自分の価値を知ることができるでしょうか。
自分の中の価値を見つけるための質問
今日はセルフクエスチョンを紹介します。ぜひ自問自答して、自分の中の価値を見つけてみてください。
・小さな頃に夢中になっていたことはなんですか？
・「あなたらしい」と言われる時はどんな時ですか？
・他の人よりも（他の人はやらない人もいるのに）知らず知らずにやってしまうことは何ですか？
・今まで自己投資として一番お金をかけてきたことは何ですか？
・全く制限がないとしたら、どんな仕事（生き方）をしてみたいですか？
上記5つの質問の回答で共通することや繰り返し出てきた言葉、あるいはその言葉を思い出したらワクワクしたことは何かありましたか？
その周辺にあなたの価値はあるかもしれません。
価値に合わせた目標を立てる
さて、私の話に戻りますが、「ご機嫌に毎日を過ごす」をテーマにしようとした私ですが、上記の質問に答えて、改めて自分の価値を見返してみると、”冒険するとか、独創的である、未知である、あっと言わせる”なんて言葉が大切であり、毎日同じトーンでご機嫌に過ごすことにそもそもそれほど価値を感じていないことに気がついたのです！
これではテーマがしっくりいかないのも当然です。
そこで私はテーマそのものを変えました。
自分の価値に合わせて「ドラマチックな毎日を過ごす」にしました。
私はいつもニコニコと平穏にしていたい訳ではなく、泣いたり、笑ったりしながら、人生を謳歌したいし、そこに惹きつけられることが分かりました。
実際にドラマチックに生きる、という言葉が見つかった瞬間から、自分がとてもパワフルに力がみなぎってきたような感覚になりました。
このように、何か目標がしっくりいかないな、という時には、誰かになろうとするのではなく、私らしくあろうと、価値から目標を見直して見ることも一案です。
2020年の目標も、まだまだ修正可能です。改めて価値から見直してみませんか。
では、今週もどうぞ素敵な1週間をお過ごしください。
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