今年で12年目に突入しました、宇都宮大学で毎年行っている、3日間集中講義の一般公開についての案内です。
この講義は、コーチングと名のつく大学の正式授業で、日本で一番最初に開講されたものです。
上の写真は、2008年11月の日経新聞で紹介されたものです。
今回は、当社がお伝えしている共創コーチング®︎の超原点である、宇都宮大学の『共創コーチング特論』を受講できる機会です。
毎年一般参加も認めていただいていますので、ご興味のある方はお越しください。
下記の予定をご覧になり、ご都合の良いタイミングで構いません。ただ、大学生向けで行っていますので、話がそちらの方向になっていきますのでお知りおきください。
ワークもぜひ大学生とやっていただけるとと思います。
見学でも一緒に参加でも、どちらでも可能です。
講義名:宇都宮大学大学院工学研究科 情報工学特別講義 『共創コーチング特論』
1.日時 2020年2月9日(日)〜11日(祝火)
2.場所:宇都宮大学陽東キャンパス(地域デザイン科学部・工学部)3号館322教室
3.内容
2月9日(日)セルフコーチング 自分自身をマネジメントする方法
・セルフコーチングとは
・セルフコーチングのステップ
・自己基盤
・セルフコーチングの活用
2月10日(月)コーチングコミュニケーション 相手も自分もうまく活かせる、掛け算のコミュニケーション
・コーチングとは
・相手と共創を創る
・聞く、質問、承認
・相手のタイプに応じた関わり方
・コーチングロールプレー
2月11日(祝火)自分を未来へと導く‘ことば’づくり
・ことばとは
・過去、現在、未来に散らばっている言葉を拾い集める
・未来に持っていきたいことばプレゼン
※全ての日程で10−16まで(16時から学生はレポートの時間になります)になりますが、お時間の都合のつく時間帯だけの参加もオッケーです。
4.申込
info@coaching-syst.co.jp に
①名前 ②ふりがな ③所属 ④参加目的を書いてお送りください。
そのほか、稲垣友仁とメッセンジャーなどでつながっている方はそちらからで構いません。
共創コーチングの始まりは、当時、大学内で教員が授業内容・方法を改善し向上させるための組織的な取組を行うFD(ファカルティ・ディベロップメント)が流行り、宇都宮大学工学部でもワーキンググループを作って、「本当の生徒のためになる取り組みとは何か?」を真剣に考えていたそうです。
その解決策の一つとしてコーチングというメソッドに行き着き、その具体的な形として授業にしたという流れで出来上がりました。
当時は、先生方とディスカッションをしながら授業の方向性などを決めていきました。本当に皆さんスピーディーでクリエイティブで楽しかったことを覚えています。
今思うと、当時何もわからない中で、今見ると本質的な三つの構成要素になっているので、まさに当時の先生方との共創が凄かったと思います。
基本的に11年間同じテーマでやっていますが、内容は時代に合わせて毎年変えてきています。
当時は、コーチングを知っている学生は少なかったですが、最近は知っている学生が増えています。時代が追いついてきてくれた感を持っています。
卒業した学生で毎週発行しているメールマガジンを読んでくれている人もいて管理職になった人も出てきています。
宇都宮大学は2019年、日本経済新聞社と就職・転職支援の日経HRが実施した「人事が見る大学イメージ調査」において、総合6位、関東・甲信越では1位となったそうです。関東・甲信越は、東大、横国大、筑波大、早稲田大、慶応大などを抑えての1位なのでかなりすごいです。
さらに、現在最も信頼されている世界大学ランキングを毎年公表している英国の教育専門誌「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション」(THE)において、新たにSDGsの取組評価にもとづく「THE University Impact Rankings 2019」が発表されました。宇都宮大学は101-200位にランクインしました。日本からは最多の41大学がランクインしており、宇都宮大学の順位は京大、東大、慶応に続く4位に相当するそうです。
2015年からJST(国立研究開発法人科学技術振興機構)から助成をいただいて行っているグローバルサイエンスキャンパスでも当社のコーチングを導入いただいき、最高評価を得ています。
これは、これまでのいろいろな施策の積み上げの結果がでたのだろうと本当に思います。特色のある大学づくりということで先生方がそれぞれに努力をされていて、いつも行くたびに、懇親会に呼ばれるのですが、そこで人を育てることの論議に花が咲きます。皆さん本当に熱い方々だなあと感じます。
そんな素敵な方々と共に、2008年から12年間ご一緒させていただき、本当に感謝です。