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メルマガ「共創コーチング®」稲垣 陽子

【共創コーチング®コラム】具体的な目標を立てる意味

おはようございます。稲垣陽子です。

京セラの創業者稲盛和夫さんの考え方に

「経営の12か条」というのがあります。

これは、稲盛さんが経営者としての経験を通して

導いた経営の原理原則を12個にまとめたものです。

その中の2条には「具体的な目標を立てる」とあります。

どういうことかというと、文字通り目標は毎日何をすればいいのか、

明確に分かるくらい数値などを使って空間的、時間的にも具体的にしましょう、ということです。

 

しかし、稲盛さんは、長期の経営計画は立てる必要はない、と言います。

なぜなら、長期の計画を立案しても、なかなか達成できるものではないからです。

必ず予測を超えた事態が生じ、修正が必要になったり、計画を放棄せざる状態になるからです。

そうして、計画が反故になる体験が積まれれば、

「どうせ達成しなくてもいいだろう」とそれに挑戦

する意欲までもが失われます。

 

それよりも、まずは、一年の目標を立てる。

一年くらいなら、それほど差異は生じないからです。

そして、必ずそれを達成するために、毎日何をすればいいのか、具体的な目標を立てて

それを日々確実に実行していく状態を作ります。

 

そうするとすべきことがわかるので、毎日に一生懸命になれて、

そうやって1日1日を大事に過ごしていくことで、来年、再来年が自然と見えてくる、と言います。

 

つまり、具体的な目標を立てる、というのは、

日々に一生懸命になれよ、というメッセージなのだと

私は受け取りました。

 

別の書籍にはこんな風に書いてありました。

「今日1日を一生懸命働くことで、明日が見えてくる、

明日を一生懸命に生きれば、1週間が見えてくる。

今年を一生懸命に生きれば、来年が見えてくる。

見ようとしなくても見えてくるのだから、

瞬間瞬間に全力を傾注して生きればいい」

 

 

今日は4月1日。

年度が変わり、新たに目標を立てる方もいらっしゃると思います。

その時のヒントになればと思い、

今週は稲盛さんの言葉を引用させていただきました。

ぜひ全力を注げる一年になりますように。

 

 

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