おはようございます。稲垣陽子です。
(今日は2016年5月5日のメルマガをアレンジしてお届けします)
コーチングの第一人者で、私たちのメンターでもある伊藤守さんの講演会に行った時のことです。
伊藤さんの話は、アカデミックな話をたとえ話や身近な事例に変えて面白く話してくれるので、
分かりやすく、会場はいつも笑いやうなずきにあふれます。
その中でも、私の後ろの席からひときわ大きな声でケラケラと楽しそうに笑う女性の声が聞こえました。
誰だろう、と振り返ってみると、伊藤さんの奥様でした。
誰よりも楽しそうに伊藤さんの話を聞いていたのです。
以前テレビ番組で、誰だったか忘れましたが芸人さんが、あるエピソードを話していました。
「ギターリストの布袋寅泰さんのライブを見に行った。近くの席で、すべての歌を口ずさみ、曲に合わせてノリノリな女性がいた。なんて熱狂的なファンなんだろうってよく見たら、奥さんの今井美樹さんだった」
と、話していました。
このお二人の共通点は、奥様が旦那様の最高のファンだということです。
ファンとは、ウィキィペディアで調べると、狂信者を表す「fanatic」が語源です。
日本語だと「ひいき」と訳されます。
「ひいき」の語源は、「盛んに力を使う」と「重いものを下で支える」という意味が合わさり、
「特に目をかけて引き立てる」という意味だそうです。
つまり、その人のやろうとしていることを心から良いと信じて、おもしろがったり、楽しむ人、
これがファンです。
そう考えると、もしあなたの身近な人があなたのファンでいてくれたら、
こんなに心強く幸せなことはありませんよね。
何事も自信を持ってやれそうです。
これは逆に言うと、もしあなたが誰かの力になりたいと思ったら、その人の最大のファン
になったつもりで関わってみるとうまくいくと言えるのではないでしょうか。
ファンのように関わるとは、
・相手の話に興味を持ってうんうんとうなずきながら話を聞く
・穏やかな笑顔を浮かべながら相手の方を向いて話をする
・へぇ、そうなんだ、なるほど、など積極的に合いの手を打ち、相手を乗せていく
・ポジティブな感想は躊躇せず言葉にする
などです。
どうでしょう。ちょっと意識をして関わるだけでできそうですよね。
ぜひ、今週はファンになったつもりで目の間の人と関わってみましょう!
今週も素敵な1週間になりますように。
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