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メルマガ「共創コーチング®」稲垣 友仁

【共創コーチング®コラム】脳を使って簡単に夢を実現する

おはようございます、稲垣友仁です。

12月8日に、著書『話を聞かない男、地図が読めない女』で有名なアラン・ピーズ、バーバラ・ピーズ さんのセミナーが東京であり、参加してきました。

お二人は夫婦でオーストラリア人で、全世界で2500万部の本を売っているそうです。

今回のセミナーは、「ブレイン・プログラミング」がテーマで、脳の構造を活かして行う目標達成の秘訣を教えていただきました。

昨年の12月に日本テレビの「世界一受けたい授業」に出演され大反響を呼んだものだそうです。

 

旦那さんのアランさんは、ある時、ガンが見つかり、余命わずかと医者に宣告されました。

その時に、医者と下記のような会話したそうです。

「先生、私はガンでもう末期だと言うことですがどれぐらいの確率で生き残れるのですか?」

「可能性は3%ぐらいです。ほとんどの方が半年以内になくなります」

「そうですか、ではその3%の方は何をやって生き残ったのですか?」

「えっ、それは分かりません。ほとんどが生き残っていませんから」

「その生き残ってきた方々が何をしていたか知りたいんですけど、わからないんですか?」

「はい、ほとんどが亡くなりますので」

「えっ、それって答えになっていないですよね。私は生き残りたいんです。だから、生き残った3%が何をしたか知って、同じことをやっていくつもりです。教えて下さい・・・」

 

この件から、アランさんとバーバラさんは必死にそのような人たちを探し、ヒアリングをして、その人々がやっていたことをやり続けたそうです。

生き残った方々のを行動特性(コンピテンシー)を真似て、自分自身の生きる確率を上げていきます。

この取り組みは見事に成功し、余命わずか宣言を受けてから20年経ちますが現在も生きておられます。私がお会いした時も、ものすごく元気でした。

 

お話を伺っていくと、どうも3%の方と同じ行動をしただけではなく、その他にも色々とポイントがありました。

このような人生最大の危機におちいったとき、二人が頼ったのが脳科学でした。

脳には、自分でプログラミングできるシステムがあり、これをうまく操作すれば、人生は驚くほど思いどおりになるということです。

いくつか、うかがったのですが、私が一番のポイントだと思ったのが、「イメージングの力」です。

彼らの著書「自動的に夢がかなっていくブレインプログラミング」の中で下記のような部分がありました。

 

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●目標を達成するために、積極的に「疑似体験」をしよう

「目標に関係あるイメージ」が物理的にも気持ちの上でも近くなる程、達成は早くなる。

例えば、赤い4人乗りのオープンカーが欲しいと思ったら、そういう車の画像やレビュー、販売用のデータ、パンフレットを探すだろう。しかし、実際に試乗して海岸沿い(家が欲しいと
思うようなビーチの近く)を走れば、一気に気持ちが盛り上がり、心がときめいて、目標に対する思いが一層強くなるだろう。

●脳は「その人が達成できること」しかイメージしない

目標をイメージできないとしたら、それは、目標達成に必要なものが、あなたはまだ備わっていないことを意味する。

脳は、その人が物理的、精神的に達成できることしかイメージしない。これは、スポーツの世界では数十年前からの常識である。ある目標に到達する場面をイメージできるなら、体はその目標を達成できる。

カナダのビショップス大学の研究者、エリン・シャッケルとライオネル・スダンディングはそのことを証明した。

重量挙げのイメージトレーニングをすると、体が重量挙げのイメージに反応し、実際にバーベルを持ち上げたとしたら、イメージした結果の80パーセント以上を達成できるような体に変わった。

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物事を実現する力は、イメージの力がとても大きいと思います。

本当にやりたいと思わせていくと、脳が勝手に実現に向けて動いていってくれる。そんな風に私は理解しました。

ですので、達成したい目標があったとしたら、その目標を達成している自分を思い描くことや、達成するメリットや意味が明確になればなるほど実現に近づくのです。

著者は方法は考えなくていいと言っていました。
方法を考えると、それで止まってしまう人も多いそうです。

イメージの力に任せて行動することで夢が叶っていく。そんな方法論だそうです。

 

ぜひ、年末・年始は夢を描く絶好の機会です。
その機会に活かしていただければと思います。

 

参考文献:

「自動的に夢がかなっていくブレインプログラミング」
アラン・ピーズ、バーバラ・ピーズ
サンマーク出版

http://mshn.jp/r/?id=0wo452462&sid=4758

 

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