稲垣陽子です。
週末2/11は、クリエイティブディレクターの江上隆夫さんをお招きし、コーチングライブを行いました。
江上さんは、著名な化粧品会社や飲料メーカーのブランディングなどを手がけている、一流のクリエイティブディレクターです。
今回は、
「発想(アイデア)を引き出すコーチング術」
と題して講演をしてもらいました。
皆さんは、相手の発想を引き出そうと思う時、どんな質問をしていますか?
人によっては、奇抜な質問や斬新な質問をしなければ、と思う人もいると思います。
もちろんそういう質問も有効ではあります。
江上さん曰く、そもそも発想とは、枠組から視点を外した時に、降りてくるものであり、
質問は、その人の枠組みを外す時に役に立つ、という話でした。
その時には、奇抜な質問だけではなく、本質を振り返るような質問も役に立つ、ということを今回、私は改めて学びました。
本質を振り返る、とは、どういうことでしょうか。
例えば、一流のコピーライターは、アイスクリームのCMを作る、となった場合、どう作ろうか、と思いめぐらす前に、そもそも人はどういう時に冷たいものを食べたいと思うのか、ということから考えるそうです。
コーチングも同じで、本質を振り返るには、「そもそも」について聞いていく質問ができると思いました。
その例として、実際のワークでは、「本当にそう?」という質問を取り入れてみんなで練習をしました。
課題を話してもらって、「本当にそう?」と問います。
参加者の感想の中には、本当にそう、と聞かれることで、違うかもしれない、もっと他にあるかもしれないと思いがめぐり、自分の意識の深い部分に行くことができたという声がありました。
また、確かにそうなんだ、と改めて決断する機会になった、という声もありました。
もう一歩深く自分の本質を問うことで、課題解決につながる発想が自然と降りてくるのです。
皆さんも、ぜひ試してみてください。
参考文献
降りてくる思考法~世界一クレイジーでクリエイティブな問題解決スキル~
江上隆夫著 SBクリエイティブ社刊
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4797385650/passionforlif-22