目標設定と聞くだけで、ため息が出たり、拒否反応を示す方が見えます。
また、誰でもできるような、どこにでもあるような小さな目標しか掲げず、結局、今年もやらなかった、、、というパターンも多く存在しています。
これは、目標設定に対して誤った考え方を持ってしまっていることが原因ではないかと思います。
そのようのな方々をそうさせている、誤った考え方は何か?
それは、
「目標は達成しなければいけない」
という考え方です。
「え~っ、目標は達成しなきゃだめでしょー」という声が聞こえてきそうな感じですが、当然、最終的には達成するためにやっているので、目標達成が大事になりますが、目標を設定する段階で、「目標を達成しなければいけない」という考え方を必要以上に持ち出すと、それが良い目標を作る足かせになります。
大きな物事を実現している起業家やリーダーを見ていると、簡単に大きな目標を作ってきます。
彼らは、必ず達成するという意識よりも、無理かもしれないけれど、大きな目標を掲げることで、モチベーションのスイッチをいれるかのように目標設定しています。
作った目標に対しては、必死で実現しようと頑張ります。
「目標は達成しなければならない」という考えを強く持ちすぎている人ほど、失敗するのが嫌なので、達成可能な小さな目標しか立てなくなります。
達成可能な目標を立ていると、結局は、達成してもしなくても、どっちでもいいので、モチベーションも上がらず、結果、達成率は下がってしまうという、悪循環にはまってしまうのです。
では、どのような考え方で目標設定を行うといいのか?
それは、
「目標とは達成するためにあるのではなく、成長するためにある」
という考え方です。
チャレンジに価値を置くことが目標設定を行う上での大切な視点です。
良い目標設定ができると、その目標を見るだけで、モチベーションが上がり、自然と行動を誘発してくれます。
ぜひ、今年の目標を立てた方は、そうなっているか、チェックしてみてください。
稲垣友仁
【参考資料】
『PRESIDENT MAIND 成功し続ける社長の考え方』
浜口隆則