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メルマガ「共創コーチング®」稲垣 友仁

【コラム】チャレンジを止めさせないために

Portrait of fit Caucasian couple running outdoors

こんにちは、コーチング・システムズ稲垣友仁です。

先日、法政大学ラグビー部監督の谷崎重幸さんの講演を聞きました。

 

谷崎監督は、以前、東福岡高校ラグビー部の監督として花園で3連覇した監督で、選手の自主性を重んじると評判の監督です。

 

彼は、花園で3連覇する前、ニュージーランドに留学し、ラグビーコーチのライセンスを取得することになります。

そのニュージーランドでコーチングの根本的な考え方を教わり、そこから指導法が選手の自主性を重んじるというスタイルに変わり、チームを圧倒的に勝たせることができる指導者に代わっていきます。

 

 

ニュージーランドといえば、オールブラックスという世界一のチームがあります。

その世界一のチームを作るために、ニュージーランドでは、すべての指導者が、18歳までの子どもに使ってはいけない言葉があるそうです。

 

 

どのような言葉か、わかりますか?

 

 

答えは、

 

 

 

「Don’t」と「No」だそうです。

 

日本語で言うと、選手がやろうとしたことを頭から否定しないということ。

 

 

「違うやろ、そこは、パスやろー!」

「なんでキックをけったんやー!」

「あかんやないかー!」

 

という否定の言葉です。

 

 

試合は、目まぐるしく情勢が変わっていきます。そのような中で、選手はその場面場面で何をす

るべきなのかを自分自身で判断しなければいけません。

 

「Don’t」と「No」の言葉は、否定が強すぎ、選手の判断する力を奪ってしまいます。

 

この場面でパスしたほうがいいのか、キックしたほうがいいのか、選手は自分で判断して動かなければいけません。

 

監督の顔色をいつまでも見ているようでは、試合では間に合わないのです。

 

 

ニュージーランドでは、結果を見る前に、まずはチャレンジしたことを褒めてあげる、という考え方が徹底されています。

 

失敗したことを責めれば、選手は自分で考えることをやめてしまい、チャレンジをしなくなります。

 

それが、何よりの損失なのです。

 

 

皆さんは、リーダーとして、部下や生徒などに普段どのような言葉を使っているでしょうか?

 

否定する言葉やチャレンジをそぐような言葉を使っていないでしょうか?

 

今週はそれをチェックし、使うべき言葉はどのようなものなのかを、考えてみましょう。

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