記事一覧
お知らせメルマガ「共創コーチング®」稲垣 陽子

【コラム】部下が会社を辞める時

おはようございます。稲垣陽子です。

クライアントのAさんは敏腕リーダー。

マネジメントも業績も高い成果を出しています。

しかし、先日、どうしてもそりが合わずに、部下の一人が会社を辞めることになりました。

そこで、コーチングの時に、この経験を今後にどう活かすのか振り返って頂きました。

Aさんに、その部下に何をしたら良かったと思いますか?と、聞いたら、下記のような答えが返ってきました。

「もっと部下の話を注意深く聞けば良かった。

何でも話してと言っても、そんなに上司に話せるものではない。しかし、話さないからと言って、何もないわけではなかった。

話を聞くときに、もっと注意深く聞いていれば、小さなサインも見逃さなかったかと思う。

もう一つは、会社の方針を何度も言えば良かった。
一度言えば分かるなんてことはない。何度も、何度も伝えれば、ずれを最小限に押さえることができたと思う。」

と、話してくれました。

注意深く聞く、何度も言う、

リーダーにとって、簡単だけど深遠なテーマだと感じます。

注意深く聞くためには、

質問の後の間合い、話した後の視線のずらし方、声のトーンの変化、など、1秒足らずの相手の聞き方の態度に意識を向けてみます。

何度も言うためには、

「忘れちゃうかもしれないから言うけれど」
「この間も言ったけど」

と、前置きして、同じことを言う事ができます。

聞いてるつもり、分かっているはずという思いこみを、日々の中で最小限に抑えられれば、ずれは生じづらくなるのでしょう。

では、日が長くなりましたね。

今週もステキな1週間をお過ごしください。

会社が11周年を迎えました
一覧に戻る
「パーソナルベース」コースを開催しました(2016年5月21/22日)
研修と教育でリーダーを育成する【共創コーチング】
© 2016 Coaching Systems Inc.