先日、ある社長とお食事に行った時に、
社長が、ウェイトレスを見て、
「ねぇ、あの子、うちの○○さんに似ていると思わない?」
と言ってきました。
確かに、容姿などは全く似ていないのですが、ちょっとした
立ち居振る舞いに○○さんと共通する部分があります。
他人のちょっとした仕草に社員を思い出す。
この社長が社員のことを気にかけている事が
垣間見れる一コマで、私は心が温かくなりました。
こんな風に、あなたには「気にかける」人が
いますか?
私は「気にかける」人がいるのは、とても幸せな事だと社長の
様子を見て改めて思いました。
ちなみに「いつも気にかけている」のとは、違います。
いつもは気にはかけていないけれど、ふとした時に、
元気で幸せだろう、という大前提の基に、目の前にいない人を
想像し、大切に思う。
これが「気にかける」です。
「気にかける」ことで、周りにその人がいなくても、人とつながっ
ている豊かさを味わう事ができます。
うちの主人は、一緒に街を歩いているとよく
すれ違った人を見て、
「あれ?教え子かな??」と言って、わざわざ確認しにいきます。
大抵「違った」と言って戻ってくるのですが。
何年経っても、教え子のことは心のどこかでずっと大事にしてい
るのでしょうね。
時々うらやましくなります。
実際に、人間関係が上手くいっている人ほど、こんな風に気にかけ
ている人をたくさん自分の心に内在しているように感じます。
そこで、今週は誰かを気にかけてみましょう。
普段それほど意識していない人がオススメです。
目の前にいる人、いない人、両方感じてみましょう。
「体調はどうなのかな?」
「毎日どんな気分で過ごしているのかな?」
「仕事は何をしている?」
「プライベートはどうしているかな?」
自問して想像してみます。
相手といつもとは少し違う関係性が生まれてくる事でしょう。