こんにちは。稲垣陽子です。
私は20代の頃、営業の仕事をしていましたが、途中で思いっきり仕事に行き詰まった事がありました。
成果も思うように出ない、かといって 仕事に貪欲に立ち向かう気もない。
その時、私はどうしたか・・・
当時の給与1ヶ月分以上を使って営業セミナーに通う事にしたのでした。
しかし、結果は途中でとんずら。 セミナー後の飲み会にだけは参加するというていたらく。
結果、仕事の結果は変わらず低飛行のままでした。
あの時、どうしたら良かったのか。今にして思うとよく分かります。
もっと周りの人に相談すれば良かった。
いえ、相談はしていました。でも、相談の仕方が悪かったように思います。
「Aというお客さん最悪なんですよ」
「上司のBさんの言う通りにやっても上手くいく気がしないです!」
振り返れば、相談と言う名の愚痴ばかり。 周りの大人たちは、そんな愚痴を親身に聞いて、いつもなだめてくれていました。でも、当時の私が相談すべき内容は以下だったと思います。
「私はなぜ成果が出ないと思いますか?」
「今、私に何が必要だと思いますか?」
「私が改善しなくてはいけないところを教えていただけますか?」
私を苦しめている一番のポイントを、ダイレクトに相談する必要がありました。
でも、それを口にするのが苦しくて・・・結局自分を正当化する愚痴で過ごしていたように思います。
こんなふうに、自分の言動について周りに聞くことを「フィードバックをもらう」と言います。
もちろん、自分の良いところもぜひ、聞いて欲しいですが、
部下に、自分にどうして欲しいのか、どう関わって欲しいか、正直な意見をぜひ聞いてみてください。
自分がよかれと思ってやっている事が、相手にとっては違うものとして受け止められていた、なんてことはよくある事です。
また、フィードバックをもらう事で、一人で思いあぐねたり、何となく上手くいかない不安に、解決策が見出される事もあります。
悩みが逆に解消される、という機会になると思います。