おはようございます。コーチング・システムズの稲垣陽子(YOKO)です。
全国的に、梅雨入りとなりましたが、いかがお過ごしですか?
一年の中でも、中だるみしやすい時期でもあります。
私は、この時期はじっくり考えたり調整する時期と捉えて、先輩コーチにコーチを依頼し、私自身のコーチングスキルのブラッシュアップを行っています。
私の尊敬する先輩コーチですので、何か鋭い、自分自身、想像もしてない斬新なコーチングをしてくるのだろう、と期待をしていたのですが、予想に反して、基本に忠実なコーチングだったのです。
しかし、私が行っているコーチングとは、大いに違う点があることに気がつきました。
それは、『現状の事実に対して妥協がない』点でした。
私が、自分の目標に対して「昨日は結構やりました」と報告をすると、先輩コーチは、「実際、何時間、机に向かったのですか?」と質問をしてきました。
そんな質問を受けて、改めて振り返ってみると、時間にして3時間くらいで、その間で集中していたのは、1時間ぐらいだったということに気づきました。
「事実」を聞かれるだけで、やれた気にはなっていたけれど、実際には全然やっていなかった自分に気づかされたのです。
このように、現実の中にある事実を明らかにされると、実は見ようとしていなかったり、あやふやにしておきたかった事実に直面することになったりします。
コーチングをしている中で、相手が、特に良い出来事として話している時は、その奥にある「事実」に突っ込みづらく、流してしまう時があります。
今回の私の場合も、「結構やれたのですね、がんばりましたね」と流してしまうことの方が自然だったりします。
でも、「事実」に妥協することなく、相手の「事実」に切り込んでいくだけで、気の効いた質問や予想外のフィードバックがなくても、相手にとって有益な時間となることもあります。
これは私の主観ではありますが、良きリーダーは「事実」に対して妥協しないで突っ込む人が多いように思います。
いつもなら流してしまうようなことは、いつですか、どこですか?何を言いましたか?など、「事実」を明らかにしていきます。
ただし、間違えてしまうと詰問になってしまいますので、あれ?分からないなと、疑問に思った時に、一言でズバっと妥協なく短い言葉で投げかけることが効果的です。
「事実」が明確になると、目の前の道が開いたような感覚になり、ゴールまでの道が見えてくることもあります。
ゴールセッティングを行う上で、事前の地ならしとして重要なポイントになります。
今週は、「事実」を明らかにすることを意識してみましょう。
では、今週もステキな一週間をお過ごしください。
P.S.
週末の体験プログラム及び1dayセミナーにはたくさんの方にお越し頂き ありがとうございました。
次回の「体験プログラム」の開催は、7月4日です。
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