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メルマガ「共創コーチング®」稲垣 陽子

理解しようとする

おはようございます。稲垣陽子です。

先日、スクールカウンセラー、坪田祐季先生のお話を聞く機会がありました。
その中で、子どもが心を開きやすい大人とは
1、理解してくれる人
2、理解しようとしてくれる人

3、必要な時には叱ってくれる人
だと、教えてもらいました。

これは、子どもだけではなく、大人にも通用することだと思いました。
特に、2番の「理解しようとする」姿勢は、相手が大人でも子どもでも、心を開き関係を築いていく上でとても大切だと思います。

先日もあるリーダーのコーチングでこんなことがありました。
リーダーのYさんには、Bさんという若い部下がいます。
Bさんは、ミスが多い。ちょっとした計算間違えや伝言ミスなど、大事にはならないけれど、小さなミスをします。
何度注意をしてもたびたびそれが起こるので、Yさんは常にBさんの一挙手一投足に意識をむけなければならず、イライラしていました。

そこで、「なぜBさんはミスをしてしまうんだと思いますか?」と聞くと、
Yさんは、しばらく考えて、
「分からない」と答えました。
そして冗談まじりに「わざとやっているとしか思えない」と言いました。

Yさんにとっては、Bさんに、ミスをなくして欲しい、もっと注意深くやって欲しいなど要求したいことはたくさんあります。
でも要求しただけでは人は変わりません。
前提にこの「理解しようとする」スタンスが必要になります。

そうすると多くの人が誤解します。
理解する=相手のミスを受け入れる、ことにならないか、と。
大丈夫、そうはなりません。

理解するのは相手の思いや考えを知るということです。
この場合なら、なぜミスをするのか、なぜできないのか、理由を知ろうとすることが、理解することにつながります。
理由を知るためには、まずは聞かなければいけません。

つまり、理解しようとする意志が、聞くという行為になって表れるとも言うことができます。
相手のことを理解したいと思えば、自然と話を聞こうと思うものです。

ということで、今週は相手を理解しようと思って関わってみましょう。
自分とは全く違う価値観や判断基準を持っているかもしれませんが、相手を変えようとするのではなく、その根本を理解しようとしてみてください。
じっくり話を聞くことになるかもしれませんし、ふと質問が沸いてくるかもしれません。
理解しようとすることで、課題の解決策や対処法が自然と浮かんでくると良いですね。

では、今週もステキな一週間をお過ごしください。

ニーズを満たすと才能を発揮する
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当社コーチ稲垣陽子が桑名市教育委員に任命されました