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メルマガ「共創コーチング®」共創コーチ養成スクール稲垣 陽子

ダメな自分を認める

おはようございます。稲垣陽子です。

先日、ある企業の営業マンとコーチングを行いました。
彼は、先月、数ヶ月ぶりに目標数字を達成することができました。
それまでなかなか数字が出ず、四苦八苦していたのです。

なぜ目標数字を達成することができたのかと聞くと、彼はこんな風に答えてくれました。

「仕事のやり方を根本から変えました。10年以上同じことをやっていると、自分なりのやり方ができ、それで何とかやろうとしてしまう。でも、今までのやり方は通用しないと腹におちたんです。だから、本気でどうしたら良いのか考えるようになったし、もう一踏ん張りの意識が出てきました。」

実際に、今まで馴れ合いになっていたお客さんとのコミュニケーションを変え、良いことも悪いことも伝えて、踏み込んで話をするようにしたり、担当者レベルではなく、もう一つ上のポジションを意識した説明や資料の提出を心がけたりするようにしたそうです。

自分のやり方を変えることは、なかなか簡単ではありません。
このままではうまくいかないと分かっていても、頭では理解していても、行動に移せない、ということは良くあります。

なぜならば、やり方を変えるということは、「ダメな自分を認めること」になるからです。
自分はダメだ、だからやり方を変えなければいけない、という考え方です。
経験が浅かったり、年齢が若ければこの考えは比較的対応できるのですが、年輪を重ね、今まで成功体験を出してきた人には、この発想は難しくなります。

でも、この方のように、自分のダメなところをきちんと認識し、改善をしていくことで成果につながることは良くあります。

ポイントは、自分のダメなところを冷静に客観的に把握すること。

例えば、年齢の若い方はダメなところを認めやすいのですが、自分の性格もひっくるめて「すべてダメ!」とおおざっぱに漠然と捉えて自己卑下し、モチベーションを下げる人もいます。

すべてがダメな人は決していません。今の役割、目標に対して本当にダメな部分を的確に冷静にみつめてしっかり受け取る。
そうすると、今、自分は何をすべきなのかが、自然と明らかになるでしょう。

では、1月最後の週ですね。ステキな1週間になりますように。

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