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メルマガ「共創コーチング®」共創コーチ養成スクール稲垣 友仁

あなたは素晴らしい

おはようございます。稲垣友仁です。

前回から私の回では、どういうポイントで承認をすればいいのか?、
伝わる承認の型6つを6回にわたって紹介しています。
今日は2回目になります。
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承認の型2『You are Great!』 あなたは素晴らしい

現在コーチという仕事をしていますが、前職が教師だったこともあって、今だに子どもたち(小中高大)に授業を行う機会があります。

ある小学5年生の授業で「強みを見つけよう」という授業を行ったときです。
とても真剣に聞いてくれるクラスでやりやすかったのですが、一人だけ気になる男の子がいました。

彼は、時間がたつにつれて、授業に飽きてきたのか、手持ち無沙汰に鉛筆を回し始めます。そして、だんだんエスカレートして、横にいる友達に、いたずらをはじめます。
きっと、授業に集中できなかったのだと思います。

授業もクライマックスをむかえ、最後に私が、
「自分自身の強みを聞いてみたい子はいませんか?」と、子どもたちに聞いたら、彼が手を上げました。

「先生、僕の強みを教えてください」と。

そして、私が思う彼の強みを、みんなの前で伝えました。

いろいろ言った中で、

「・・・君が強みを活かしたとしたら、将来、科学者か何かを発明する人になる可能性だってあると思うなあ・・・」

と言うと、その瞬間、猫背で聞いていた彼の背筋がピンと伸びて、顔が急に明るくなりました。

それから彼の態度は一変して、とても集中して授業を聞き出しました。

先の可能性が広がれば、それが現在の力になる。

そんなことを改めて学んだ機会でした。

承認の型2は、その人の存在を承認する型です。
その人の存在の素晴らしさを伝えることになります。

私たちは、現在の結果ばかりに固執しすぎています。
その人の未来の可能性を伝えてあげることも大切です。

○本人が気づいていないその人の才能、能力、未来のイメージを伝える
例)
・作家の才能を感じるよ
・将来は10冊本を書いている未来が見える
・将来、君は部長になると思うんだけど

今週は、相手の素晴らしさを見つけ伝えていく週にしてください。
相手の才能が発揮された状態で5年後ぐらいに何をやっているかイメージしていくと見つけやすいかもしれません。

関係性を変える
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