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メルマガ「共創コーチング®」共創コーチ養成スクール稲垣 友仁

ベースに流れる「安心」と適度な「緊張」

おはようございます。稲垣友仁です。

集団運営で大切なものの本質は、その集団に「安心感」があるかどうか、だと思います。

人の才能は安心感があればプラスに働くし、不安がベースだとマイナスに働きます。

安心感の目指すところは「イキイキ」です。
人が、その人なりの表現方法でイキイキと活動しているかどうかが安心感の目指すところです。

しかし、安心感が蔓延すると、怠惰になる可能性もあります。
ですので、適度な目標に向かわせる方向性と、緊張感も合わせ持っている必要があります。

人の才能は、追い込まれたときに開花するという側面もありますから。

こちらの次元での目指すところは、「成果を出す」ということ。成果を出せば本人の自信になっていきます。
すごい成果を目指すと潰れてしまいますので、小さい目標を積み重ねながら、その成果を味あわせていきたいところです。

上記のようなことを考えると、集団運営に必要な要素というものは

・ベースに安心感が流れている(話を聞いてもらえる、自分の存在を認めてもらえる)
・切磋琢磨する雰囲気(目標を持っている、緊張感がある、指摘しあえる)

これらのバランスがとても重要なことがわかります。
どちらかではないのです。どちらも大事で、見ていくのはそのバランスです。

まさにコーチングは、ベースに受容と共感を持ちながら、相手の目標達成に向けてまい進させていくコミュニケーションなのです。
ですので、安心感を持たせながらも、一方で目標達成に向かわせる緊張感も必要です。

今週は、「安心」と「緊張」を見ていきましょう。

目の前の方、もしくはあなたが持っている集団は「安心」と「緊張」では現在どちらが多いでしょうか?

「安心」を感じるようでしたら「緊張」が足りないかもしれません。そういう場合はチャレンジしていきましょう。

思ったことをズバッとフィードバックしたり、企画を投げ込んだり、高いレベルでチャレンジしている人に話をしてもらったりなど刺激を入れ込む必要があります。

「緊張」を感じるならば、「安心」が足りないのかもしれません。そういう場合はその人の良さや出来ている部分を伝えていってください。承認がテーマになると思います。
また、相手の話を聞いてあげる時間を増やしてみたり、互いに聞き合える機会を作ったりなど、周りとつながることで「安心」に変化していくかもしれません。

一回では変わらないと思いますので、対象に変化が訪れるまで、いろいろと試行錯誤してみてください。

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