記事一覧
メルマガ「共創コーチング®」共創コーチ養成スクール稲垣 陽子

コーチの発想力

おはようございます。稲垣陽子です。
先日、4年生になる息子の授業参観がありました。
打つ、撃つ、など、同音異義語をたくさん見つける国語の授業でした。

冒頭で、先生がジェスチャーをして何をしているかを当てるクイズを出しました。

先生はバットを振るジェスチャーをして、みんなには「ボールを打っている」と答えて欲しかったようなのですが、ある男の子が
「かまきりをいかくしている」と答えたのです。
大人たちは「どうしたらそうみえるの~」と爆笑でしたが、その子はいたって大まじめ。

こんな風に、子どもは圧倒的な主観の世界で生きています。
自分の経験や感覚に素直に従い、見たいように見て、感じたいように感じている。
これは子どもの専売特許のように思われますが、実は大人も一緒だったりします。
周りの人はどう思うだろうという客観意識や、こういうときはこう言うものだという常識があって言わなくなるだけで、自分の中に大いなる主観があります。
それが意志や軸となって、自分の成長を助けてくれることもあれば、非協調性や頑固さとなって、成長を妨げる要因になったりするのでしょう。

コーチは、その主観を目標に向かって必要な形で広げたり、視点を変えて捉え直していくようなきっかけを作っていく訳ですが、
そのためには、こちらも「かまきりを威嚇しているのかも・・」くらいの発想力で日頃から物事を捉えようとする感覚が大事だな、と改めて思いました。

その感覚を磨く方法は色々あると思います。
目の前の状況を見て、「他の見方はないかな、~さんならどう見るかな」と視点を変えて捉えてみるというのもあるでしょう。
先日のピアトレーニングでは、みんなで一つのビデオを見て様々な視点を出し合いました。同じ映像を見ても、そんな見方もあるのか、と驚くくらいたくさんの視点が出てきました。

また、AKB48などのプロデューサー秋元康氏は「日常の中で分かった気になるのではなく、常に「初めて」を見つけるようにする」と言っていました。つまり「今、目の前の状況で自分にとって初めてなことはなんだろう」「まだ知らないことは何があるだろう」という視点で見つめ直すこともできるかもしれません。

ということで、今週は発想力を磨くことを意識してみましょう。
どうやったら磨けるか、そこから皆さんの発想力を活かして答えを探ってみてください。
思ってもない方法が見つかるかもしれませんね。

相手の変化に気づく
一覧に戻る
仕事の上手な任せ方