おはようございます。稲垣陽子です。
土曜日は、ライフネット生命保険の出口CEOをお招きしてリーダーズサロンを開催しました。お越し頂いた皆様、ありがとうございました。
今回はリーダーの任せ力についてお話しいただきました。
「部下にどうしたら仕事を任せられるようになるのか」
多くのリーダーが直面する課題であり、私自身も常にアンテナが立っていることなのですが、今回のお話を聞くことで腑に落ちたことがありました。
それは、優秀なリーダーほど、相手が育つことを一番の目的にして任せることをしていない、ということです。
育つかどうかは結果論であり、それよりも、彼らは、自分が何をしたいのか、未来を見据えることを常に一番の目的にしていました。
理想を求めて、未来を見つめれば、それは一人では決して成し遂げられないことが分かります。
誰かの手が必要で、実現するためにはいかに巻き込むかを考えなくてはいけません。
では、誰に任せるか。
よく聞く答えは「やりたいと手を挙げた人」です。
その時に、彼らは、
「自分も人も大して変わらない、みんなちょっとずつ変わっていて、みんな失敗する。」
と思っています。
そして起こりうるリスクだけは常に計算をしつつ、委譲する。
うまくいけば、良かったねと思うし、
うまくいかなければ、想定内のリスクとして対処する。
育てるために任せる、自分の思った通りに仕事をさせる、なんていうのは浅はかなことだったんだなぁ~と改めて反省しました。
気持ちよく任せることができるようになるためには、今に執着をしないことも大切です。
今に執着すればするほど、相手の言動や結果一つひとつが気になってしまいます。
相手にとってもプレッシャーでしょう。
それよりも、見据えるは未来。
実際に、どんな時も未来を見続けることを、リーダーは自分に課しているようにも思えます。
ということで、今週は「任せる」ことを意識してみませんか。
リーダーでなくても、皆さんの立場で人に任せ、任せられることがあると思います。お互いが気持ちよくそうできるように、理想の関係をイメージして任せ合ってみてくださいね。