おはようございます、稲垣友仁です。
コーチングの中に、「自己基盤を整える」という考え方があります。
目標に向かって行動を起こしていく時、自分自身の基盤が整っていないと、本来の自分自身の力が出せません。
例えば、
仕事に集中したいのに、昨日の同僚に言われた一言が気になって仕事が手につかない・・・(人間関係)
レポート作成をしようと思ったときに、机の上に物が散乱していて集中できない・・・(環境)
レポートの締め切りが近づいてきて、そのことで頭が一杯になり、他のことには力が入らない・・・(仕事)
睡眠不足で身が入らない・・・(健康)
など、
本来は目標達成に十分な行動力があるにも関わらず、余分なところにエネルギーを取られてしまうことで、目標達成が遠くなるという状況が少なくありません。
なので、「気になること」を少なくし、行動を起こしやすくする環境づくりがコーチングではとても重要なことになります。
それが自己基盤を整えるという考え方です。
スマイルジャパン(全日本女子アイスホッケーチーム)メンタルコーチの山家正尚氏に、以前インタビューで、
「スポーツ選手をコーチする時に大切にしていることは何ですか?」
とお聞きしたら、
「スポーツ選手は皆、当たり前のように練習をやる。差が出るのは、この自己基盤の部分だ、だからそこを徹底的にやる」
とおっしゃっていたのを思い出します。
普段から、自己基盤のマネジメントができている人はパフォーマンスが高く、結果を出せるのだと思います。
これは、スポーツ選手のみならず、私たち一般人も同じで、私が出会った、仕事をきちんとこなす人・結果を出す人は、独自の自己基盤のマネジメント方法を持ち、それに取り組んでいました。
自己基盤を整える分野は、下記の6分野を見ていくと分かりやすいかと
思います。
・環境(住んでいる場所、部屋の整理整頓など)
・時間管理(タイムマネジメント、待ち合わせ、約束など)
・お金(借金、ローン、お金の使い方)
・仕事(自分にあった仕事内容、仕事量など)
・健康(体重管理、睡眠、栄養管理など)
・人間関係(パートナー、親族、友人関係など)
上記の点で、エネルギーのロスを起こしていないかどうかチェックします。
各分野を見て、「ハッ」と思い浮かんだものがあるとしたら、その事に影響を受けている可能性があります。
上記の分野は、私達の生活の中で、エネルギーのロスを起こさせる分野でもあります。
この点について、管理、マネジメントしていないと思わぬエネルギーのロスが起こります。
成果を出している人は、根性があるのではなく、才能が特別あるわけでもなく、自己基盤のマネジメントをうまくやっている人が多いと個人的には思います。
皆さんも日常でエネルギーのロスが起こっているところをチェックしてみてください。
そして、今週は、そのロスを減らすために行動してみてください。
・睡眠時間を増やす
・朝、ストレッチする
・感謝を伝える
・机の上の整理整頓をする
・お金の収支を把握する
など、
少しでもエネルギーのロスを減らすことで、あなたに、行動のエネルギーが戻り、
努力なしに目標達成できるかもしれません。
4、5月は物事を始めるには最高のタイミングです。
この波に乗って、
スタートしたいことはスタートする。
変えたいことは、変える。
止めたいことは止める。
を実践してみましょう。