おはようございます。稲垣陽子です。
春休みに京都の大仙院という禅寺に家族で行きました。
そこには尾関宗園さんという名物和尚がいらっしゃいます。
主人が小学校の先生時代に修学旅行の引率などで何度か訪れたそうですが、子どもたちに「修学旅行で何が一番楽しかった?」と聞くと、「和尚さんの話!」と答えたほどの、講話が面白く人を元気にさせる方です。
今回も息子の顔を見るなり
「あんたは世界征服できるで」
「世界中からあんたに会いに人が来る」
など、嬉しい言葉を連発してくれました。
実際にそんなことができるかどうかは別の話として、
和尚さんがおべっかでそれを言っている訳ではないことが分かります。
人はミルフィーユのように何層にもなっていると何かで読んだことがありますが、多くの人が「自分は大概こんなもん」と、選んでいる層があります。
でも和尚さんはその人の最高の層を見ていて、それを感じて言葉にしているんだなと思いました。
そして何よりも和尚さんがすごいのは、本気でそうなると信じているところ。
人は自分の最高の層に全く気づいていない訳ではなく、日常生活の中で時々その片鱗を自ら感じることがあります。でも、大抵はそれを打ち消してしまう。あるいは打ち消されてしまう。
例えば、和尚さんの言葉がないところで、
もし息子が「僕、世界征服できる大人になる!」と言ったとしても、
私は、はいはい、と半分冗談としてしか受け取れなかったでしょう。
ということで、今週は最高の自分を信じてみませんか。
そして、相手に対しても、最高の層を信じてみましょう。
最高のこの人なら何ができるだろう、
最高のこの人なら、どんな未来が待っているだろうか、
まずは最高を信じてみることからスタートです。
ステキな一日になりますように。
大仙院のホームページです。
http://www.b-model.net/daisen-in/index.htm