おはようございます。稲垣友仁です。
カウンセリングではワンダウンポジションという技法があります。
治療者がクライアントよりも、一段下位の立場をとることです 。
「よく知らないので教えてください」のような姿勢がそれになります。
ワンダウンポジションの位置からの関わりによって、相手の主体性を引出せることがあります。
逆に言うと、上司や指導者や親は、関係性において、放っておくと上の立場になってしまうので、それだけで、相手に威圧感を与えていたり、相手の力を奪っていたりしています。
私の知り合いで学校現場に勤務している方がおっしゃっていました。
最近来た、管理職の方が
「ちょっと教えてくれる?」
「ちょっと相談があるんだけど」
という位置で関わってくれるので、やりやすいと。
頼ってくれると思えることで人間って力が出ますよね。
今週はワンダウンポジションを試してみましょう。