おはようございます。稲垣陽子です。
先日、高校生レストランで有名な「相可高校のまごの店」に行ってきました。
三重県にある高校ですが、生徒達が調理クラブの一環として運営していて、その取り組みが話題になり、情熱大陸で取材されたり、ドラマにもなりました。ご存知の方も多いかと思います。
生徒達は学校があるので、レストランは土日のみの運営。仕込みのために朝早くから夜遅くまで活動しています。でも課外クラブなのでその裏には先生がいるはず。よくテレビに出ている立役者の村林先生は、意志があるので全力で取り組んでいるけれど、周りの先生は、大人達はどう思っているんだろう・・・。そんなのが気になっていました。
今回、桑名商工会議所さんの計らいで、食事後にミニ講演会をご用意していただき、教務主任の女性の先生にお話を聞くことができました。
そこで、
「こんなに大変でプライベートも削られる、村林先生も厳しい、反発したくはならないのか」
と聞いてみました。
すると
「本当に大変です。でも、村林先生がいなかったら、自分はこんな体験をすることはなかった。するとは思わなかった。普通に先生をして定年を迎えていたと思う。こんな体験ができていることが楽しくてしかたないんです。」と嬉々として話してくれました。
実際に、相可高校の食物調理科を希望してくる先生は、誰もいないそうです。
でも、実際に赴任をすると、異動希望を出す先生も一人もいないそうです。
「大変だ、大変!」
これも視点を変えれば、自分の才能を出すタイミングと捉えることができます。
大変なことに取り組むから、人はまだ使っていない才能や発揮されていない能力を開花させるのかもしれません。
今週は良かったら、あなたが「大変!」に思うこと、あるいは「大変そう~」とおもって避けていたことに向き合って、飛び込んでみませんか。
思ったほど大変ではないかもしれません。
では、ステキな1週間を!