おはようございます。稲垣友仁です。
今日は海の日です。せっかくなので海に行こうと思っているのですが、昨日までの雨で水温が低そうなので、迷っております。
今年度は、親向けのコーチング講演も多く、いろいろなところへ行かせていただいています。世の中のコーチング本で、一番売れている本は子育て本です。
子育てに活かすコーチングの話を講演者としていろいろな場所で話してきましたが、だいたい皆さん、話としては理解できるのですが、実際行動に移すとなると難しいということをおっしゃいます。
いろいろ聞いていくと、理由が二つに集約されると思います。
その理由の一つが、自分の子どもだと、どうしても感情的になってしまう。という理由です。
承認したいのだけれども、恥ずかしいとか、なめられるのではないかとか・・・。
自分に近ければ近いほど、理想が高くなり、理想の行動と違う行動をすると、感情が揺さぶられます。
これは、子育てに限らず、パートナーに対しても仕事の上司部下の関係でもよく起こっていると思います。
感情については、とても難しいので、またの機会に話したいと思います。
で、もう一つの理由が、「余裕がない」ということです。
子育ては、急に問題が降ってきます。仕事の事を考えてはくれません。仕事を精いっぱいやっているのに、まだ、子育ても頑張らねばならないのか?という気持ちになってしまうようです。そうなると「まあいいや」と投げやりになるか、感情的に怒ってしまうかの二つをよくやるそうです。
子どものことは大事だと思いながらも、気持ちに「余裕がない」と、感情的になってしまいますよね。
僕も仕事をしている時にいろいろと子どもから話しかけられたりすると、切り替えがなかなかできずに、よく子どもと喧嘩になったりします。
なさけないといつも思います。トホホ・・・。
でも、余裕があるとうまく対応できるんですね。
なので、子育てのテクニックは皆さんある程度理解できるように思いますので、それを行える皆さん自身の基盤づくりという点で、今日は、教育を楽しく行うための、余裕を生みだす5つのポイントを下記にまとめてみました。
下記は子育てに限らず、教育者や育成者にとっても役立つと思いますので、そういう視点で書いてあります。
『余裕を生みだす5つのポイント』
?計画の時間を取る【先を見通す】
親でも上司でも今日一日どのようなことが起こるのかを大まかに見通しておくと急な問題に対応できるかもしれません。
朝に15分ぐらい、一日を見通す時間を取ることをお勧めします。それも難しい人は、1分ぐらいざっと流れをイメージしてみてから始めてみて下さい。
?成功のイメージを想定しておく【シュミレーション】
一度失敗していることは二度起こります。失敗を元に、次どうしたらいいのか?を自分の中でシュミレーションしておくといいかと思います。
多くの方が、失敗して嫌な気持ちになるけど、それで終わりという感じです。じゃあ、どうしたらよかったのか?を一回シュミレートしておくと次に来た時に対応しやすくなります。
?やらなくてもいい事をやらない。【シンプル化】
仕事量が絶対的に多いと余裕がなくなるのは当然です。
親だったら、洗濯が苦痛だったら毎日しなくてもいいし、食事を作るのが苦痛だったら毎日つくらなくてもいいと思います(好きな人は、どんどんやってくださいね)。上司だったら、部下と同じような仕事をする必要はありません。やらなければならないことを増やして余裕を減らすよりも、削れるものは削ってちょっと気持ちの余裕を持った方が全体的な生産性が上がるかもしれません。削る勇気、断る勇気も大切だと思います。
?相談できる人を見つけておく【サポート体制を作る】
余裕がないと問題が頭の中をぐるぐる回って何度も同じことが繰り返されます。そういう時にいいのが他人に相談することです。
3人ぐらいの人にそういう時は話してみて下さい。その内、自然な答えが見えてくるか、その件についてどうでもよく思えてきます。そうなればバッチリです。
相談相手は選ぶ必要がありますよ。
?人に対しては楽観的になる【楽観】
楽観というと、何でもありか?と思いますが、人に対しての楽観性を持つということが重要かと思います。
仕事や学習内容については悲観的に、「これでいいのか?」という考えでいい成果を求めていく必要がありますが、悲観性を人に使うと相手のモチベーションが下がったり、こちらも相手をネガティブに捉えて問題が起こりやすくなるように思います。
人に対しては、楽観的に「そういうこともあるさ」「次に行こう」という考え方を持つことで、次への望みやモチベーションにつながるように思います。
自分自身を良い状態に保つ努力をしておけば、教育というのはなんとかうまくいくものではないかと最近よく思います。教育のスキルを学ぶことはとても良いことですが、あなたに余裕ができれば済んでいくことも多々あるように思います。
上記を元に、ぜひ、今週1週間は余裕を持つというのをテーマに動いてみて下さい。