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メルマガ「共創コーチング®」共創コーチ養成スクール稲垣 陽子

怒らない人がしていること

おはようございます。稲垣陽子です。
私は社長を主にコーチしているので、リーダーや社長にお会いする機会が多くあります。

ステキな社長の共通点の一つに
「人前で部下を怒号しない」というのがありますよね。これは私が言うまでもなく、周知のことと思います。

実際そういう社長は、1対1の時は、厳しく叱っているのは想像できるのですが、他の人がいるとき、特に私のような外部の人間がいるところで、部下に対して「おまえが悪い!」と感情をぶつけるような怒り方はしません。
ちょっと皮肉を言ったり、静かに注意をしたりというのはあります。でも罵声にはならない。
かと言って、感情をぐっと抑えて溜めている訳でもなく、自然にそういうことができている,という感じでしょうか。
恐らく、会社でもプライベートでも、人と向かい合うスタンスはそれほど変わらないんだろうなと思います。

では、そういう社長はもともと人格的に素晴らしく、人間力があったのでしょうか。
だからできるのでしょうか。

「いいや、とんでもない!昔はひどいものだった」と大抵の社長はおっしゃいます。
罵声を浴びせたこともある、ものを投げつけたこともあった・・・。

でも、それをして、

部下が二度と自分の目を見て話してくれなくなった、
ある時飲み会に誘われなくなったことに気がついた、
怒号した人ではなく、信頼していた部下がクーデターを起こしてやめていった・・・等々。

結局、怒号して手に入れたものは深い孤独だったということに気がつきます。

問題はこの後です。 その事態を受けて、
リーダーとは孤独なものだから、仕方がないと思うか、
自分は変わらなければいけない、と思うのか、
どちらを選ぶかでその先の人生が変わってきます。

そしてトップまで上りつめた方は、後者を選んでいます。

自分が変わるとは、具体的に何をするかというと、目の前に起きている出来事の要因は自分にもあるかもしれない、と感じてみることからスタートするのではと思います。

つまり、不測の事態やネガティブな事態が起きたときに、それを他責(他人の責任にする)とするのか、自責(自分の責任にする)にするのか。

自責があるとすれば、それはどこなのか、そのために自分が変われるところはどこだろうか、 それを自分定規ではなく、客観的に真摯に見つめる。
その積み重ねが、社長としての器につながるように思います。

ということで、今週は社長の方もそうでない方も、起こる出来事を自責でとらえてみましょう。

前の車のせいで赤信号になった、むかつく~!ではなく、
もっと早くでれば、ここでイライラすることもなかったな、とか。

子どもがゲームばっかりして、宿題をしない!ではなく、
雨でイライラしているな、落ち着いた環境にするためにできることは何かな、と考えてみる。

良かったらやってみてくださいね。
梅雨にも負けず、爽やかな一週間が過ごせますように。

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