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メルマガ「共創コーチング®」共創コーチ養成スクール稲垣 陽子

定義を正義にしない

おはようございます。稲垣陽子です。
ゴールデンウィーク真っ最中ですね。いかがお過ごしですか。

ゴールデンウィーク(GW)というと、皆さんはどんな時間だとイメージするでしょうか。
メディアではGWとは「楽しい休日」と定義づけられ、この時期、情報があふれます。

しかし、実際にあなたにとってGWとは?と聞くと、色々な言葉が出てきますよね。
小旅行、大掃除・・・
サービス業の方は「一番忙しいとき」になるでしょうし、
田んぼを持っている方で「田植え時」と答えた方もいらっしゃいました。

GWという社会的にかなりイメージが固定されているものでも、実はその定義は人それぞれだったりします。

こんな風に、人はそれぞれ自分なりの「定義」を持っています。それもかなりオリジナル。
コーチの仕事はある意味人の「定義」を聞く仕事でもあるのですが、100人いたら100通り、と言う言葉はまんざらでもないように思います。

この定義が一人の世界で生きていくのならどんな定義でも構わないのですが、集団やチームで生きていく時に、関係性に影響を与えます。

GWを、思いっきり遊びたいと思っている人と、ゆっくりくつろぎたいと思っている人のペアなら、この時期一度は険悪なムードになることでしょう。

なぜなら、人は無意識に自分の「定義」を「正義」とし、
正しいものとして押し付けたくなる。
そうすると、関係性は必ずぎくしゃくしますよね。

ぎくしゃくさせないためには、
「定義」を押し付けたり、一致させようと相手を変えるのではなく、
相手の「定義」は自分とは違う、と心底理解し、知ろうと歩み寄ることしかありません。

目の前のこの人はどんな「定義」を持っているのかな、
働くとは、仕事とは、お金とは、人生とは、何だと思っているのか。

歩み寄るその行為が、一致はしなくても、自分とは正反対の「定義」でも、
関係性を温かく穏やかなものへと変えてくれます。

仕事や遊びなど状況は人それぞれでしょうが、
ぜひ、心が穏やかなGWをお過ごしください!

疑いの心には鬼が潜む(疑心暗鬼)
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