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メルマガ「共創コーチング®」共創コーチ養成スクール稲垣 友仁

近頃の若い人

おはようございます。稲垣友仁です。

職場の上司や社長から「近頃の若い人は・・・」という言葉をよく聞きます。現在、流行っている言葉が「最近のゆとり世代は・・・」という言葉です。

「近頃の若い人は・・・」という言葉は、古代ギリシャの時代から言われていたそうです。プラトンの著書に書いてあるそうです。

最近の若い人は忍耐力がなくなってきたという言葉もよく聞きます。
先日テレビを見ていたら本当にそうなのか実験していました。

「忍」という漢字を1時間30分ひたすらノートに書くという実験がありました。

結果的には30代後半や40代の人はもくもくと書き続けることができたのですが、20代は気がちって集中力にかけていました。
たしかに20代の忍耐力は低かったようです。

その後、コメンテーターが、若い人は忍耐力がないという視点もあるが、意味のないことをやるという点においてモチベーションがあがらないのだと言っていました。
昔の人は意味のないことでも一生懸命やるものだと教えられてきましたが、今の人は自分に利益があるか得かなど理由が必要だそうです。
要するに納得して目的があればやる。効率性を求める世代なのだと言っていました。

「近頃の若い人は・・・」と言い出すとそれで終わってしまいますが、どのような特徴があるのかがつかめると対応策が見えてきます。

効率性を求める世代には、無駄を省く力が備わっていたり、物事の本質を見抜ける力があるかもしれません。
先ほどのテレビでは、20代は続ける力がない分、いろいろなアイデアを出して、「忍」という漢字を書き続ける努力をしていました。
そういう意味では、続ける力よりもアイデアを出す所に才能があります。いろいろな活動も、一つ一つ意味を教えてあげれば動けるかもしれません。

「近頃の若い人は・・・」「うちの職場の人たちは・・・」「最近の男の子は・・・」など、このように大枠でくくることで上司・指導者が対応から逃げようとしていることも少なくありません。

大枠でくくりすぎると、相手を意味不明な宇宙人にしてしまいます。
目の前の人は同じ人間であり、日本人です。

いろいろな大枠のカテゴリがあると思いますが、それぞれどのような特徴か言葉に現してみることで対応策が浮かんでくると思います。

今週はそういう大枠でくくっているものを見つけて、それらの特徴を言葉に現してみましょう。

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