おはようございます。稲垣陽子です。
従妹のNちゃんは、だんなさんが会社から帰ってきた際、その帰り方でだんなさんの今日の調子が分かるそうです。
家に近づく足音、玄関を開けるしぐさ、「ただいま」の声のトーン、靴を脱いで家に入るタイミング・・。
彼女が「おかえりなさい」と迎えにいくまでの数秒の間で、今日は調子がいいのか悪いのか、落ち込んでいるのか、充実しているのか、分かると言います。そして、それを踏まえて、団らんの会話や接し方を変えるのだそうです。
いやぁ~なかなかできないことです。
これで、夫婦仲が悪くなるわけないですよね。
実際に、私たちは言葉を発していなくても、声のトーンや仕草,態度等で相手のことを十分知ることができます。
週末は息子の8歳の誕生日でした。
プレゼントに「かばん」を送ったのですが、大喜びをしてくれました。
そして「何で僕がこういうの欲しいって分かったの?」と聞いてきたのです。
なぜ分かったかというと、普段外出する時にはいつもかばんを持ちたがる習慣や、かばん売り場で目を留めたことがあったから。その前提に、「お誕生日に何をあげたら喜ぶかな?」と考え続けていた私もいました。
恐らく、皆さんも大切な人にはこのようなセンサーが自然と働くのではと思います。
相手を喜ばせたい、もっと知りたいと思うセンサー。
問題はそうでない人に、どうしたらこのセンサーが働くか、ということ。
昔、読んだ本の中で、
「愛とは、自分の大切な人と同じように、目の前の人と接すること」というフレーズがあったことを覚えています。
その時に、苦手な人には、センサーのスイッチが自然と入るのを待つのではなく(待っても入ることはないので)、自らスイッチを入れないとダメなんだなと思いました。
そこで、今週は、自分の大切な人と関わる時に開くセンサーを使って、目の前の人と関わってみましょう。まずはセンサーのスイッチをオンにすることから始めます。
大切な人と同じような、輝く笑顔が見られるといいですね。