おはようございます。今週も先週に引き続き稲垣友仁が担当します。
以前、中学生年代のサッカー指導者をやっていた頃、試合の度につかれていたことを最近思い出しました。
選手が思い通りに動いてくれないストレスです。
自分の想い通りに選手を動かそうとして、毎回試合では大声を張り上げて選手をコントロールしようとしていました。
「違う、右だろー」「左にボールを回せー」
今思うと、うるさくて選手は考えることができなかったと思います。
自分が11人いればいいのにと思ったことを思い出します。
強いチームの監督は、あまり大きな声を張り上げていませんでした。
大きな声を出すときは褒める時が多かったように思います。
「そのプレーだ!」「ナイスプレー」
試合でプレーをするのは選手です。
いちいち指示していては選手は考えることができないし、選手は監督の言うことしか聞かなくなり、考えることをやめてしまいます。
そうするとずっと指示し続けなければいけなくなります。
強いチームの選手は、試合の局面を見て何が最適かを考えて自分でプレーすることが出来ていました。
考えることができるチームが強かったように思います。
そのようなチームの監督は、試合中、選手に「任せる」「見守る」という姿勢で関わっていたように思います。
戦略的な指示は出しても試合中選手をコントロールしようとして声を出し続ける人はいませんでした。
今週は、みなさんの対象者となる方に対してコントロールをやめて、任せる時間を増やしてみましょう。
任せたら冷静に観察していて、後から必要なことを伝えるようにしてみてください。