おはようございます。稲垣陽子です。
コーチングとは何ですか、と聞かれたら、ひとつの側面として、
「あなたの中にある愛を伝えるのをサポートしてくれるもの」だと、最近私は考えます。
先日もあるリーダーの直属の部下が辞める事になりました。
リーダーは、何とか部下に充実して仕事をして欲しい、と思って、部下に仕事の楽しさを語り、ひとつひとつ丁寧に教えたり、目をかけていたのに、と、とても残念そうでした。
でもその部下から辞める理由を聞くと「リーダーが事あるごとに自分の昔の自慢話ばかりをして、これくらいもできないのかと否定されている気分になった、教えてくれるのはいいけれど、逐一指示が飛び、まるで監視されているようだった。」と言うのです。
受け手の部下の課題も充分にありますが、こういうケースはよく聞く話です。
上司と部下だけではなく、親子の間でもよく耳にします。
愛しているから、大事にしているからこそ、つい指示をしてしまう、頑張っているのは分かるけれど、ついまだまだと叱責してしまう。
それが、逆に相手の成長ややる気を阻害しているとは気づかずに・・・。
コーチングコミュニケーションの基本は「聞く・質問・承認」です。
指示を出したいところをぐっとこらえて、相手は何を思っているのかな、と話を聞いてみる、
アドバイスをしたいところを、相手はどんな考えを持っているのだろうと質問してみる、
ダメでしょ、と言いたいところを、待てよ、ここまで本人なりにやってきた事は何だろうと認めてみる、
そうやってコーチングコミュニケーションを意識する事で、あなたが本当に目の前の人に伝えたかった事、
「君がとても大事なんだよ」
「君の事が好きなんだよ」
そんなことが、今よりも自然と伝わるようになるのでは、と思います。
ということで、今週はコーチングの基本「聞く・質問・承認」を今一度意識してコミュニケーションをとってみましょう。気づいた事があればぜひ教えてくださいね!
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