おはようございます。稲垣陽子です。
やりましたね!ナデシコジャパン。
サッカー女子ワールドカップ悲願の初優勝です。
最後はPK戦になり、PK(3-1)で勝利しました。
PKでは、対戦相手である世界NO1のアメリカがシュートを外しました。
それに対して、落ち着いてシュートを決めたジャパン。
どちらもシュートを決める技術は持っているのに、外してしまうときと決まるときがある。
アメリカの選手は、NO1の「意地」として「絶対に」外すわけにはいかない、「必ず」決めてやる、そんな意気込みがテレビ画面から伝わってきました。
この「意地」「絶対」「必ず」という言葉は、コーチングをしていてもよく遭遇します。
この目標は意地でも達成させたい、必ず成功したい、などなど。口にはしていなくても潜在的な言葉として、よく触れる言葉です。
そして、これらは二つの側面を持っています。
ひとつは人を奮起させエネルギーを高め、行動の原動力になります。
が、ある側面では、プレッシャーとなり、力が入りすぎて逆に行動に硬さが出てしまう。
アメリカはまさに後者が表出してしまったように見受けられました。
反対に日本はどうだったかというと、PKの前の円陣では笑顔が出ていました。
つまり、自分の力を最大限に発揮させようと思うと、適度な緊張と適度なリラックスのバランスが大切だということが分かります。
なので、コーチとしてはこのバランスを意識してコーチングする必要があります。
力が入りすぎている人には、リラックスさせてあげる、腑抜けている人には、フィードバックで活を入れる、自分に自信がない人には承認で元気にさせる。そうやって、自分らしい状態に戻していきます。
今週はぜひ身近な人のバランスに意識を向けてみましょう。
そして、バランスを整えるような関わりを試してみませんか。
では、今週も素敵な1週間を!!