おはようございます。稲垣陽子です。
昨日は「コーチングライブ」でした。
今日はゲストの臨床心理士松坂秀雄さんのお話より、心に残った事をお伝えします。
人は誰かに相談をするとき、多くの人が何を話すか用意をしています。
「こんなことを話そう」と明確に決めている人もいますし、あるいは決めていなくても常に頭の中で自分特有のストーリーを創っていて、それがめまぐるしく廻っています。
しかし、その用意をした話を聞くのは意味がないんですね。
コーチやカウンセラーとしては、相手が用意した以上のことを話してしまうことに意味がある、と氏は言います。
では、どうしたら相手が用意した以上のことをつい話してしまう、ようになるのか、
昨日はたくさんの本質的なポイントを話してくださいました。
それをご紹介・・・するのはあまりに膨大すぎて~笑、無理なのですが、
私が半日松坂さんとご一緒して感じたことは、
人と関わる時のスタンスが違うということです。
それは「解決しようとして話を聞いていない」ことです。
多くの人が「誰からか相談される」と、無意識に「解決してあげようとする」意図が働きます。
そういう人は話している姿で分かりますよね。やや前屈みで顔つきが真剣で、今、とても重要な話をしている「オーラ」のようなものが出ていたりします。
しかし、松坂さんにはそれがないんですね。あくまでも自然体。普通(笑)
そこには、
「解決しよう」として聴いているのではなく、
「その人が自分自身と自分の環境について認識を増やせるようにする」というスタンスで対話をしているということが分かりました。
それが結果として相手を尊重し、深くつながることになるのだということに気がつきました。
今週はそんなスタンスで人との会話を心がけてみましょう。
こちらが解決しなくても、相手から自然と気づきが生まれてくるかもしれません。