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メルマガ「共創コーチング®」共創コーチ養成スクール稲垣 陽子

相手の才能を活かした行動へ導くために

おはようございます。稲垣陽子です。

先日、お母さんと男の子の親子をみかけました。

5-6歳ぐらいのその子は、弱視なのか専用の眼鏡をかけていました。
親子喧嘩をしているようで、つながれている手を子供はほどこうとしています。

お母さんが、仕方ないわね~という感じで手を放すと・・
男の子は、眼鏡を勢いよく取ったと思ったらいきなりポーンと地面に投げ出したのでした。
それから、元気よく走り出して、軒先の葉っぱを手にしてはにおいを嗅いだり、ほっぺで触ったり。
男の子は生き生きとして、とても嬉しそうでした。

その姿は私にとても新鮮な気づきを与えてくれました。

一般的に私たちは、才能や能力で「苦手なもの」「不足しているもの」があれば、それを補おうと考えます。
足りないものを強化して、マイナスをゼロにする。
しかし、足りないものがあるのなら別の才能や能力を発揮する方法もある、ということをこの子供の姿から学びました。

視力が弱いのなら、眼鏡をかけて見えるようにすることだけではなく、聴覚、触覚など別の能力を使って目のかわりにする。
その子にとっては重たい眼鏡をかけて世界を見るよりも、手で触って、嗅いで、感じる世界の方が自然で、心地よいもののようでした。

これは、私たちの日常でも起こっている事だと思います。

周りと比べたり、世間の常識だからという理由で、自分の苦手なやり方でやっていることってありませんか?

実際、コーチングをする際はいつも、相手にこの可能性はないか頭の隅で感じながらコーチングをします。
その時は、相手の話を聞きながらも、こんな質問を自分自身に投げかけています。

・なぜその人はそれをやっているのか(やろうとしているのか)?
・今やっている(やろうとしている)事の中で、こちらが聞いていて苦しく感じる部分はどこか?
・それが最高にうまくいく時は、その人はどんな才能/強みを使っているだろうか?

今週は良かったらこれを試してみてください。

クライアントがいる方はセッションの中で、行動プランの話題の時に頭の片隅で自問自答してみるといいでしょう。そこからより深遠な質問を相手に投げかける事ができるかもしれません。

またコーチではない方は、自分自身に問いかけてみてください。
自分の中のまだ使われていない才能に気づくかもしれません。

試してみてくださいね!

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