おはようございます。稲垣陽子です。
先週、息子が幼稚園を卒園しました。
卒園式が近づくにつれて、子供たちの反応を見ていると面白いことが分かりました。
それはほとんどの子供が、
「早く小学校に行きたい!卒園したい!」というのです。
「もうすぐ幼稚園とお別れで寂しい。卒園したくない」という子は少数派。
どの子も幼稚園が楽しかったはずなのに。
そんなとき、別の幼稚園に通わせている友人から興味深い話を聞きました。
その幼稚園では、卒園式の日にお母さんの涙「禁止令」が伝統としてあるそうです。
理由は、親が泣くと子供が動揺するとか、色々あるそうですが、
一般的に、感受性の強い子以外は、卒園は子供にとっては寂しいという感情よりも、次のステージに行く期待の方が強く、それに水を差すことになる、ということだそうです。
確かに、卒園式の日。
子供たちはとても嬉しそうでした。
明日への希望にきらきらと輝いていました。
寂しいと泣き言を言っているのは親たちで、子供たちはすでに未来を見ているのですね。
私たちは誰もが「自分の未来に期待する力」をもっているのかもしれません。
今週はその力を再現してみましょう。
期待に胸を膨らませて明日を楽しみにしていた子供の頃のように。