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メルマガ「共創コーチング®」共創コーチ養成スクール稲垣 陽子

一番やりたいことから手をつける

おはようございます。稲垣陽子です。
今年も残すところあと2ヶ月ですね。
どのように過ごすご予定ですか?

先日、作家の浅田次郎さんがNHKの対談番組に出演していました。
浅田さんは、1995年、44歳の時に『地下鉄に乗って』で吉川英治文学新人賞を受賞したことで、メジャー作家として注目されるようになったそうです。

一般的に、注目された次にどんな作品を書くのか、はかなりポイントです。
前作の影響が強いので、多くの人が、第一作に準じたものを期待しますし、出版社もその路線を推奨します。

でも、浅田さんが次に書いたのは、「蒼穹の昴」という中国清代の宮廷を舞台にした歴史小説でした。しかも長編、原稿用紙3000枚。前作とは全く違う路線、かつ長編を出すというのは、新人作家ではありえないことだそうです。

なぜ、浅田さんはそれをしたのか。その質問に、

「一番やりたいことから手をつけただけ」

と言っていました。もともと小説家を目指したのは中学校時代に授業で漢詩に触れたことがきっかけ。それから中国に興味を持ち、いつかは書きたい、と、ずっと思っていた。いつか書く、それなら今やろう、そう思ったそうです。

結果、それは直木賞候補作となり、浅田次郎の名をもう一段上のレベルに引き上げる結果となりました。

コーチをしていると、多くの人が心の奥底に「いつかはやりたい」と思っていることがある、と感じます。

いつの日か・・準備ができたら、ここまでやったら、暇になったら・・。
そう考えて、気づかぬうちに後回しにしてしまうことってありませんか?

今週は良かったら、「いつかはやりたい」と思っていたことを思い出してみましょう。
そして、簡単にできる一歩を踏み出してみませんか。例えば、海の近くに住みたいと思ったら、インターネットで海の近くの物件を調べてみる、など、手軽にできることをやってみる。

良かったら試してみてくださいね!

相手のやる気を下げていませんか?
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己の弱さを自覚する