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メルマガ「共創コーチング®」共創コーチ養成スクール稲垣 友仁

キーワードを繰り返す

おはようございます。稲垣友仁です。
今日は、祝日ですがいかがお過ごしでしょうか?
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さて、コーチングにおいて、だんだんクライアントさんとのセッションが重なってくると、こちらから質問を投げかけなくても、クライアントさんから話を進めていってくれるようになります。

そういう場合は、下手にこちらが質問で誘導するのではなく、聞くことに徹し、相手の流れに乗っていくのも一つの手です。
30分で質問を1個か2個しかしないときもあります。
そんな時は、相手の話を聞く時間が多くなります。
相手の話を聞いているときは、うなづいたり、あいづちをうったりしているのですが、私の場合は、ただ話を聞いているだけでなく、キーワードだと思った言葉を繰り返すということもやっています。

クライアント:「~は、嫌なんですよ。」
コーチ:「~は、嫌なんですね。」
クライアント「そうです、嫌なんです。だから~」

確認と言う意味の時もあるのですが、こちらがキーワードだと思った言葉を相手に投げかけることで、そこから相手がしばらく考えて、話の展開がそこを機転に大きく変わることがよくあります。

キーワードと私が思う背景には、
・相手の声のトーンがそれまでと違う
・言葉に気持ちが入っている
・何度も繰り返し出てくる言葉 などです。

キーワードと思った言葉を、相手に返してみてください。
それまで黙って聞いてくれていた人から、その言葉を返されることで、相手もちょっとびっくりしてその言葉に自然と意識が向きます。
ある意味、フィードバックになり、質問以上に相手に気づきを与えることがあるようです。

今週は、話を聞いている時に、キーワードと思った言葉を相手に投げかけてみてください。新たな展開が生まれるかもしれません。

稲垣友仁

聞く表情の4つのタイプ
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