おはようございます。稲垣陽子です。
その昔、「コーチングスキルの中で一番大事なのは何か」と、仲間でコーチング談義をしたことがあります。
すると「一番大事なのは”観る”ことだ」と言った人がいました。
確かに、観る、はコミュニケーションでも基本の大事なスキルです。
コーチの大先輩の本間正人さんは「認める」ことを造語で「見留める」だとおっしゃいました。
視線を留めて見ることが、人を認めることになるからなんですね。
先日、研修に参加してくれたワーキングウーマンの方が、
いつもは忙しくて子供の顔をきちんと観ていないことに気がつき、夕ご飯を作る合間に手を止めて、子供の顔をしっかりと観ながら話をしたそうです。
そうしたら、その日は、子供を叱ることなく穏やかに一日が過ぎていったと嬉しそうに話してくれました。
マザーテレサは愛の反対は無関心だと言いました。
どれだけ観ているかはその人に対する関心度に比例します。
適度な関心は、相手の自尊心を満たし、自発的な行動を起こしやすくします。
今週は「観る」ことを心がけてみましょう。
人は毎日少しずつ変化しています。昨日と今日では違う顔を見せてくれるかもしれません。
試してみてくださいね!