おはようございます。稲垣友仁です。
今日は、振り替え休日ですね。
三重県は穏やかな暖かい日になりました。
さて、このたび、金子書房さんの「児童心理」という教育専門誌に寄稿させていただくことになりました。
やっと原稿を書き終えたところです。
販売は6月になりますので出たら、またお知らせしますね。
今回は、コーチングの特集号になり、コーチングの第一人者である伊藤守さんや、ビジネスコーチングの大御所でもある本間正人さんなども寄稿されていますので、僕自身も楽しみにしています。
その中でもちらっと書いたのですが、コーチングスキルの「行為承認」は「種まき」的な側面があるということです。
行為承認とは、相手の行為に対して事実(「髪型変えたんだね」)を述べたり、感謝(「ありがとう」)を述べたり、励ましの言葉(「がんばれよ」)を述べたりすることを言います。
「種まき」という言葉は、僕が教師をやっていた頃、飛び交っていた言葉です。
教師はどんな種まきをするかというと、子どもが書いてきた個人ノートの言葉に教師のコメントを子どもの倍の量書きこんだり、重要だと思うところにアンダーラインを引いたり、子どもの行動に対して良い悪い関係なく反応の言葉を返したりなど、すぐには変化が出ないけど、続けていくことでいつか花開くような、そんな活動のことを「種まき」と呼んでいました。
コーチングスキルの行為承認は、相手のモチベーションを一回で上げるというものではなく、長い時間つみあげていくことで、相手の内側から変化を起こします。
細かい地道な作業を通して、人は変化を起こしていくものです。
ビジネスシーンでもこういうことを自然とできる人がうまくいっているようにも感じます。
あなたにとっての種まきは何になるでしょうか?
・笑顔で挨拶する
・相手の話に反応する
・相手の行動になんらかの言葉をかける
・話を聞いてあげる
などいろいろあるでしょう。
今週は「種まき」的な行動に意識を向けて動いてみましょう。
稲垣友仁