おはようございます。稲垣友仁です。
先日は、宇都宮大学で3日間の集中講義という形で、大学生にコーチングの講義を行いました。
講義と言っても、いつものコーチング研修と同じようにグループワークを含めた演習をたくさん行いました。
50名を越える学生に感想を書いてもらい、改めて分かったことがあります。
それは、
『相手の話を聞いた上で、感想を伝えると相手の意欲が上がる』
ということです。
コーチングでは、すぐに質問をしてしまいがちですが、まず話を聞いた上で、一旦それに対する感想や捕らえた特徴など、相手にとって有益だと思うポジティブな部分に関しての感想を伝えると相手が安心するようです。
相手は、自分の話の反応を気にしています。
相手がどう思っているのか?
自分はこれでいいのか?
自分が話す内容に関して、何らかの反応が欲しいものです。
他人からの感想をもらうと安心で満ち溢れた顔に変わります。
下記に学生に書いてもらった感想の一部を掲載します。
『・・・ペアの子に話を聞いてもらえ自分自身の気持ちを整理できました。そういうこともあって、人の話を聞いたときには、感想をきちんと伝えてあげたいです。私も感想をもらえると相手が私の話をしっかり聞いてくれているんだなあと実感できたので。・・・』
今週は、相手の話を聞いたら、一区切りするところでポジティブな感想を伝えてみましょう。
・頑張っているなあと思うところ
・すばらしいと思うところ
・そこから見えるその人の強み
・その話から見えるその人の未来・・・などを伝えてみましょう。
その後に質問することで、意欲が上がり、いい答えが出てくるかもしれません。
稲垣友仁